【感想】ペンギンが教えてくれた物理のはなし

渡辺佑基 / 河出文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • きのさん

    きのさん

    バイオロギングという、動物に観測機器を取り付け、その行動を調査する事で、明らかになった姿をえがく。最近はセンサーやカメラの小型化が進んでいるが、当初はそんな小型化されたものが手に入らない状態で、科学者の苦心の発明や改良の様子に、黎明期の研究の苦労や面白さが伝わった。続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • fuming

    fuming

    物理の入門書を期待してたら違った。
    けどフィールドワークの様子や、動物の潜水、飛行を簡単な物理で説明してくれてるのが面白かった。
    特に好きなのが、海面に浮かび眠る北極のアザラシにタッチした話。はっと目を覚まし、慌てて潜り去った。ってめちゃくちゃ可愛い。
    ニシオンデンザメの目からぶら下がっている寄生虫も可笑しい。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  • nac1ban

    nac1ban

    生き物が大好きなひとは、好奇心が旺盛で大好きだな〜こういう本、すごく好き

    生物学(生態学)×物理学
    多様性と、シンプルな法則性
    バイオロギング
    アホウドリは46日間で地球一周、イカ
    ミズナギドリは8ノ字描きでずっと夏を過ごす
    風や、潮目の温度、エサ探し


    進化の収斂(しゅうれん)
    途方もない

    ワタリアホウドリ
    体重10キロ、3メートル
    心拍数変わらず空を飛ぶ
    「意外なことに、鳥の普段の生活で重宝するのは遅く飛べる能力である。遅く飛べる鳥は速くも飛べるが、速く飛べる鳥が遅く飛べるとは限らない」
    ハチドリ ホバリング

    動物の代謝速度は体重の3/4乗に近い値に比例して増えていく

    鳥はなぜ飛べるのか
    滑走飛行と羽ばたき飛行
    →翼の流線型、前からの空気を後方に送り出すとき少しだけ軌道を下にそらす
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    投稿日:2023.01.05

  • けいすぃー

    けいすぃー

    この本は動物の生態学や物理学を学べるだけでなく、紀行文や読み物そのものとしての楽しさが味わえる素晴らしい作品だ。
    最先端の科学を扱っているにも関わらず、平易な言葉づかいと分かりやすい解説で、門外漢でも理解に難くなかった。
    今年一番、ひとに勧めたい本のひとつだ。
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    投稿日:2022.12.23

  • 居間石34

    居間石34

    ライトなタイトルながら、内容は詰まっている。筆者の愛と熱が伝わってくるのも良い。人間がお目にかかることのできない水中や空の世界を少しだけ覗かせてくれるアトラクションのような本。

    投稿日:2022.08.17

  • じゅたろう

    じゅたろう

    生き物がどのようにして生活しているのか、どのようにして泳いでいるのか、飛んでいるのか。直接に野生の生き物に機器を取り付けて観測するバイオロギングという手法を使った研究についての話をいろいろと書かれています。著者の仕事(国立極地研究所)の興味深いエピソードから、なぜその仕事をすることになったのかの人生の物語。南極などの特殊な場所での仕事の様子。著者の仕事にまつわる面白いエピソードに引き込まれるように読むことができました。もちろん、調査の結果から明らかになったことなど、本書の主題の部分も非常に刺激的で面白く、自身の身の回りの生き物に対しても親近感が増えたように感じました。続きを読む

    投稿日:2022.08.10

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