【感想】本は3冊同時に読みなさい

佐藤優 / マガジンハウス
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
2
5
5
3
1

ブクログレビュー

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  • かよちん

    かよちん

    タイトルとのずれを感じて最初は戸惑いました。
    (本は3冊同時に読みなさいというタイトルではありますが、中身は筆者の書評をまとめたもの)
    読んでみると自分なら絶対に読まなかったであろう分野の書評ばかりでなんだかんだ楽しめました続きを読む

    投稿日:2023.10.08

  • 有井 努 Tsutomu Arii

    有井 努 Tsutomu Arii

    佐藤優氏の書評を一冊にまとめた本です。

    同時に3冊を並行して読むことで、読書の質
    とスピードが上がると主張します。

    1冊読むのに疲れたら、別のジャンルの本を
    読むことで疲れを取る、そうするとまた1
    目の続きが読みたくなって集中して読書に向
    き合うことができる、という訳です。

    頭の使う場所を切り替えることによって、た
    くさん読めるようになるとも言います。

    なるほど。勉強などでも教科を変えると集中
    し直すことができた?気がします。

    そんな多読で知られる佐藤氏が紹介する本は
    多岐にわたっていて非常に参考になります。

    読みたい本がますます増えてしまう一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.28

  • rafmon

    rafmon

    書評本なので、読みたい本が見つかるか否か。佐藤優は本著の最後に紹介する『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』により、良書を後世に伝える使命を果たしたいと思ったのだという。確かに佐藤優による書評本は、数多ある。しかし、本著は一冊一冊の紹介が短く、やや物足りない。新聞や雑誌への寄稿寄せ集めだからだろうか。

    3冊を同時に読む意味は、奇数である事。異なる意見がある場合に、多数派を理解しながらも多様な意見を学ぶ事。あるいは、ディシプリンが明確ならば、3冊全てが同論調になるだろう、それを確認するのに良い数字との事。自論はさておき、月間300冊は読むという、佐藤優が一度に並行して読む冊数を3冊としたのは興味深い。一般向けに減らしたのか、自身もその分量なのか。

    私自身、多読をすると全く関係無さそうな読書から、思わぬ連関の閃きやセレンディピティを得る事がある。複数同時読書には賛成である。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.22

  • mmurakoshi

    mmurakoshi

    知の巨人による、シブい書評。
    ふだんであれば読まない本を「読んで」みたくなるのは、
    本質をとらえた書評になっているからに他ならない。

    加藤陽子氏の「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」を早速購入。

    投稿日:2022.01.15

  • はな

    はな

    著者の多読には圧倒させられる。
    「頭の良い人というのは
    熱さとクールさのバランスがとれた人」
    この言葉は覚えておこうと思った。

    投稿日:2021.11.10

  • Haru&Shu

    Haru&Shu

    奇数で読むと、その分野の論争が収束しているのか、未だ通説的な主張が固まっていないのかが分かるのと、様々な立場から意見に触れることで論点を客観視できる、というのが3冊同時に読む意義だというのが本著で掲げるポイントかなと思う。

    後は著者が感銘を覚えた、又は影響を受けた書評が並ぶ。読書のための技法という観点では余り目新しい内容はなかったが、著者の丁寧な書評を読んで、読書欲がまた強くなった。周辺情勢をアップデートするために新書(雑誌論文をまとめた専門書の入り口以上の機能を持っている)がおすすめ、なるほど。


    以下、将来読んでみたいと思う本。
    ■それでも、日本人は「戦争」を選んだ(加藤陽子)
    ・実証性を重視し、史料を丁寧に精査する歴史学者だが、人間に対する強い関心がある。
    ・おそらく、人間の限界を超えて歴史を突き動かす目には見えないが確実に存在する力を理解している。
    ■シリーズ近現代ヨーロッパ200年史 地獄の淵から ヨーロッパ史
    (イアン・カーショー 三浦元博・竹田保孝訳)
    ・二度の世界大戦は、経済混乱によって弱体化した政治エリートが自らの政治基盤強化のために、民族主義を道具として用いたことに問題がある。

    ※現場のプロが書いたリアリズム
    ・官邸コロナ敗戦(乾正人)
    ・シリコンバレーで起きている本当のこと(宮地ゆう)
    ・この国の冷たさの正体 一億総「自己責任」時代を生き抜く(和田秀樹)
    ・「なんとかする」子どもの貧困(湯浅誠)
    ・督促OL指導日記(榎本まみ)
    ・老前破産 年金支給70歳時代のお金サバイバル(荻原博子)

    ■虚人の星(島田雅彦)
    ・外務省を舞台にした小説。細部の描写が丁寧でリアリティがある。
    ■ブラック オア ホワイト(浅田次郎)
    ■試験に出る哲学「センター試験」西洋思想に入門する(斎藤哲也)
    ・日本の高校教科書は国際的にも優れたものが多い。その内容を面白さを加味したうえで社会人向けに仕上げたもの。
    ■あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか 論理思考のシンプルな本質(津田久資)
    続きを読む

    投稿日:2021.06.22

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