【感想】獣はかくして交わる

沙野風結子, 小山田あみ / ディアプラス文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 蒼天アリス

    蒼天アリス

    わりと白めの沙野作品。攻めが裏社会のひとなのはチャイニーズマフィアのデビュー作シリーズをおもいださせるけれど、性格がまともなので、沙野的にはかなりエロも落ち着き読みやすい方。

    投稿日:2022.01.25

  • komopy

    komopy

    このレビューはネタバレを含みます

    男前受け!
    フリーライターを名乗る謎の男×組対二課刑事の♂vs.♂の絡みに萌えました。半グレ、893、ベトナムマフィアに覚醒剤とキナ臭い設定でハードかつスリリングな展開です。徹底的に糖分そぎ落とした仕様。
    小山田あみセンセとのタッグは間違いないです。以前にもお二人は「タンデム~狂犬と野獣~」で、アダルトな♂vs.♂のガチエロみせてくれたのですが、これはその進化系作品かなと感じました。

    鹿倉は心身共に頑強な警視庁組対課の刑事で、ヤワな受ではないので犯罪組織に身一つで乗り込んでいっても頑丈で、ハードな展開になっても何か安心感がありました。
    捜査のためには、謎の男ゼロと身体の関係を持つことも厭わない、割り切りの良さがあるところも男前です。
    一方のゼロは、そんな鹿倉を危機から救ったり、男のフェロモンで手懐けたり、謎めいた存在ながら懐の大きさを見せつける男前。
    互いに相手にマウントを取ろうとして、気が付けばどっぷり情に溺れている…というのがたまらなかったです。

    ストーリーとしては、あることから執念を持って東界連合という犯罪組織を捜査する鹿倉が、自分を窮地から助け出したフリーライターのゼロとギブアンドテイクの関係を結び悪を暴こうとするうちに、二人の間に利害関係以外の感情が生まれていく…というアダルトラブが主軸になっています。
    その中で、ゼロの正体が徐々に判明していくのがもう一つの見所です。
    とにかく、ハードにエロい。Hシーンが濃厚…!!
    思うに鹿倉の男らしさの中にある、ちょっとした隙がエロいんですよね…
    自分はゼロに落ちないと過信したりとか、むしろ身体を与えて懐柔しようとか、危険を顧みずスアンを救おうとか、意外に危なっかしいところがほっとけない気持ちにさせるんですよ~
    そんなところにゼロもほだされたんだと思います。
    ゼロにとってはこんなに振り回されたのって、初めての経験だったでしょうね…想像すると萌えまくりです。

    書き下ろしの「獣はかくして喰らう」で登場した検事の桐山が、かなりのクセモノでした。ひょっとして、好物のHENTAIさんかな…?続きが用意されているみたいなので、桐山にもっとあれこれ弄られる鹿倉と、それに嫉妬の炎を燃やすゼロみたいな図があるのかなと胸躍っています(笑)

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    投稿日:2020.11.05

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