【感想】最前線 東京湾臨海署安積班

今野敏 / ハルキ文庫
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
8
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9
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ブクログレビュー

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  • まかろに

    まかろに

    今回も短編集です。最初のシリーズに出ていた大橋が出てきます。神南署に移動したときあまりにもなかったことになっていたので、読んでから時間が経っていたこともあり「あれ?大橋っていたよな…幻だった?」などと思っていましたが、ちゃんと今回ベイエリア分署を異動になり竹の塚署で頑張っている彼の姿が描かれていました。相変わらず速水さんがかっこよきです。続きを読む

    投稿日:2023.07.11

  • yappinkun

    yappinkun

    安積班ベイエリア分署シリーズ。短編集。
    弱小警察署ゆえ、本庁や周辺所轄との関係も複雑ではあるが、チームとして、部下を信頼し、部下も安積を全面的に信頼して事件を解決していく。
    こういったチームワークやチームとしての絆により、本庁を出し抜いて、事件を解決していく事に、爽快感を覚えます。
    被害者の短編で、安積の娘の発言にジーンときました。
    お父さんを父親失格と思った事はない。子供は父親の背中を見て育つ、お父さんはわたしに確かな生き様を見せてくれた。一番大切な父親の役割を果たしてくれているんだよ。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.14

  • honno-遊民

    honno-遊民

    東京湾臨海署篇の3作目。
    『暗殺予告』は、ハリウッドから来日するスターを安積たちが警護する話。スターには、暗殺予告が。ベイエリアの地理を活かした暗殺者の仕掛けたトリックを安積が見破る。
    『被害者』は、犯罪被害者家族と少年法の問題を扱った社会派小説の趣。
    『梅雨晴れ』は、公共マナーという現代的な問題を扱った話。
    『射殺』は、ロサンゼルス警察の捜査官が殺し屋を追って日本に。アメリカと日本との捜査活動の違いを浮き彫りに。
    『夕映え』は、助っ人に行った品川署の捜査本部で安積の新人時代の指導官と再会。二人で犯人を追い詰める。
    いずれの作品も、安積と部下たちとの信頼関係が描かれていて、安心して読み進められる短編集。
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    投稿日:2022.04.14

  • yampuru

    yampuru

    全作「陽炎」につづく短編集。安積班シリーズのこれまでの短編は、事件そのものは小粒で、それぞれの登場人物にスポットをあてた構成のものが多かったのですが、本作は短編でありながら、事件そのものに軸足をおいた内容といえるでしょう。

    特に冒頭の「暗殺予告」は長編に仕立ててもおかしくない内容です。濃密な一冊、お買い得(お読み得?)な一冊かと。

    そして、かつて安積班に在籍していた大橋が再登場。いつのまにかいなくなってしまったな、と思っていましたが、他の所轄に異動になっていたのですね(たしかそのくだりは描かれていなかったように記憶していますが)。

    最後の「夕映え」も非常に味わいのある作品です。安積の師匠ともいえる人物と再会するわけですが、タイトルの「夕映え」というキーワード、またラストで語られる夕映えのようにありたい、という安積の想いが余韻を残す作品です。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.06

  • midori

    midori

    短編集でした。
    暗殺予告→香港スターと香港マフィアの話 今回も須田さんの勘が冴えてる
    被害者→犯人が捕まっても 事件がなかったことには、ならないんだよね
    梅雨晴れ→雨のせいでみんながイライラしてる。でも、速水さんはいつもどうりです!
    最前線→悩める桜井さんの話。
    射殺→ロサンゼルス警察と日本警察の違い。日本って安全な国なんだなぁ~。
    夕映え→安積さんの師匠と久しぶりにあうけど、肩書きが安積さんの方が上になって なんとなく やりにくい感じ…でも、やっぱり師匠は凄い!

    速水さんとのやり取りで、
    「お前は、本当に嫌なやつだな」
    「わかっている、それが俺のいいところだ。」この台詞 いつも笑っちゃいます。
    続きを読む

    投稿日:2020.02.02

  • khs5001e2503

    khs5001e2503

    安定の面白さの警視庁安積班シリーズ。
    今回は短編だったが、題名の最前線が一番面白い。
    過去に一緒の班にいた大橋が成長した姿を見てみせる。
    読み手としてもなんとなく嬉しい。

    投稿日:2019.12.04

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