【感想】陽炎 東京湾臨海署安積班

今野敏 / ハルキ文庫
(42件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • planets13

    planets13

    安積班の面々の特色と、内面での葛藤が見事に表現されている。見掛けだけでは人はわからないもの。でも、安積警部補と各メンバー間の信頼の強さに間違いはきっとないことでしょう。

    投稿日:2023.12.24

  • yappinkun

    yappinkun

    ベイエリア分署安積班シリーズ。
    短編集。サスペンスでもハードボイルドでもないが、捜査にあたる刑事達の人間らしいドラマが妙にカッコ良い。
    標題の陽炎については、刑事事件ではない東京に来たばかりの予備校生と今どきのタンクトップでいる女の子との話。ここには都会の片隅における傷ついた人達のあたたかい人生が垣間見える。続きを読む

    投稿日:2022.07.13

  • honno-遊民

    honno-遊民

    東京湾臨海署シリーズの第2弾。
    東京湾臨海署安積班との副題の通り、安積警部補ばかりでなく、時には須田や村雨などの班員の視点で話が進行し、彼らの人柄を知るには格好の短編8話。
    ちょっとしたときにふと洩らす安積のモノローグに、彼の人間味が見られる。
    安積警部補の本領が発揮されるのが、表題作の『陽炎』。
    主役の一人、少女が言う。
    「このオジサン見てると、死ぬ気なくなっちゃてさ」
    その後に綴られる「たしかに、この刑事には妙な説得力があった。その声や語り口のせいだろうか。高ぶった気持ちを静めてくれるような気がする」
    安積の特質を表している。
    続きを読む

    投稿日:2022.02.03

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    やってもた!
    安積班シリーズで最初に手に取ったのが周辺の人物にスポットを当てた短編集て!w
    メンバーになんの思い入れもないよ…

    でもまあ面白かったです
    つくづく今野敏さんは短編の名手だなあと
    大好きなSTシリーズの青山も登場したりして楽しく読めました
    考えようによっては先に二人の巡査部長のことを深く知ってからシリーズを読むのも物語に奥行きを与えることになるはず!そう思おう
    続きを読む

    投稿日:2021.11.03

  • maki♪

    maki♪

    自己評価の低い(by速水)安積警部補がまとめる東京湾臨海署強行犯係には二人の部長刑事がいる。こっけいなしぐさをとる須田となぜか態度が癪に障る(笑)村雨。安積はどちらの実力も認めてるけれど、差別(?)してしまう個人的感情が人間らしくていい。そしてそれが二人の仲を険悪にしてるのではと悩む姿も。。。そんな心配をよそに、二人はお互いを敬い、信頼しているのがその仕事ぶりでうまく描かれている。「予知夢」が特にいい(^^)
    表題作は一転少年目線で話が進むのだが、安積が、良い大人で良い刑事だと改めて感じられる。
    2003年ごろのお台場ってこんなだったんだね~。。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.01

  • yampuru

    yampuru

    臨海署新シリーズ2冊目は短編集で、安積班のメンバーにスポットをあてた構成。神南署シリーズでも同様の試みがありましたね。

    今回も事件そのものよりも、日頃描かれている安積目線からだけではわからない個々のメンバーの魅力を描いた一冊になっているといえるでしょう。黒木視点、村雨視点の物語もあり、特に黒木からみた須田の姿の描写は非常に新鮮です。

    もちろん、各人の刑事としての実力も堪能できる一冊です。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.06

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