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小林紀晴 / 講談社文庫 (6件のレビュー)
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sagami246
小林紀晴は写真家。このASIA ROADは写真集ではなく紀行文ではあるが、小林紀晴の写真が沢山掲載されている。 僕自身は写真の良し悪しを論じられるような知識はないけれども、この本の中で、小林紀晴が書く…文章よりは、小林紀晴の写真の方がずっと好きだ。 小林紀晴の同じような体裁の本(写真付紀行文)としては、ずいぶん以前に、ASIAN JAPANESEという本を読んだことがある。 アジアを旅する、あるいは、暮らす若い日本人を写真と文章で紹介する、これも一種の紀行文だったけれども、その本は写真も好きだったし、文章も好きだった。 ASIAN JAPANESEを読んだのは10年以上前のことだと思う。 それ以降、僕は旅ではなく仕事で、ではあるけれども、アジアの国々に出かけることが多くなり、実際に3年半ほど前からはバンコクに住むようになった。だから、ASIAN JAPANESEを読んだ後10年間で変わったのは、小林紀晴ではなく、僕の方だろうと思う。 日本以外のアジアに住んでいる訳であり、それが日常になってしまっているので、アジアの人たちの暮らしに焦点をあてた紀行文にときめかなくなった、ということなのだろうと思う。続きを読む
投稿日:2012.03.02
taku02
旅で出会った人々の写真がところどころにレイアウトされている。 そして、それらの人とのやりとりを中心にストーリーが展開する。 インドの修行僧サドゥーに聞いた。 「あなたは幸せですか。」 家もお金も地位…も捨てた、やせ細ったサドゥーは、揺ぎ無い自信とともに、 「幸せだ」 と答えたそうだ。 面白エピソードを並べる旅行記が多い中で、本書は異色をはなつ。 内面に目を向けながら、自分自身に語りかけるような内省的な文章がどこか心にしみる。続きを読む
投稿日:2011.09.16
comcomcom
色褪せないアジアの記憶 ASIANJAPANESEというベストセラー本。学生時代に読みあさった記憶がよみがえる。 本書はアジアの人たちが被写体となっている。写真と文章。 その両者がかみ合ってアジア…の人を感じさせる一冊だ。 1997年の単行本を文庫化したものであるものの、 今読んでも内容が色褪せていない。 それはなぜだろうか・・・。 人というものは、町が発展しようが大きく変わらないからか。 それとも、当時の筆者の年齢が、いまの僕の年齢だからだろうか。 アジアに旅をして、アジアに生きる人々に会いたくなるような一冊だ。続きを読む
投稿日:2011.08.24
yuka*
アジアの"この瞬間"を切り取ったエッセイ集。 飾らない、真実のアジアが写真と共に綴られています。 頑張らなくてはいけないとき、力が欲しいときに読んでみてください。 作中に登場する様々な人生を歩む人々…が、一生懸命に今を生き、笑顔を見せている。そんな姿にきっと、励まされるはずです。続きを読む
投稿日:2006.09.19
4040
アジアの国々をめぐり、出会った人々のことを淡々と描いた作品。フルカラーで深い色合いの写真がとても綺麗です。アジアの国々から見た日本がどんな存在か、すこし垣間見ることができます。
投稿日:2005.02.01
umeco
アジアンジャパニーズは旅中に会った日本人が題材で、これはその国に暮らす人が題材。 写真が本当に素晴らしく見入ってしまう。
投稿日:2004.11.23
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