【感想】アンダーマイスキン【単行本版（電子限定16P有償小冊子付）】

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
脱久遠は順風満帆なエリートリーマン。
けれど、本気の恋を知らないことが、ずっと後ろめたかった。

年下なのに、不敵で雰囲気ある大工・佐藤に出会い、〝愛される側〟なんて男として屈辱的なはずが、身をゆだねる心地よさに溺れていく久遠。

しかし、本気だと隠さない佐藤は、これまで久遠が女性とダメにしてきたような仮初めの恋愛関係は結びたくないと一歩を踏み出すことを促して…？

初めて誰かを本気で好きになった時の気持ちを鮮やかに呼びさます。大人の初恋がここに。

描き下ろし「休日デート」収録！

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ストーリーの完全度：普通
トーン：シリアス
エロ度：やや高い
萌え度：普通〜やや低い
総合評価：★3.5

薄井いろは先生の作品を読むのはこれで2冊目です。
前回、『俺しか知らないカラダ』を読んだ時にエロシーンに色気が無くてエロく感じないなぁと思ったのですが、今回は全体的にしっとりとしていて色っぽさを感じるお話でした。

ただ、ストーリーは可もなく不可もなく…。面白くない訳じゃないけど、割とよくあるお話だったかな、と思います。
あと、攻めも受けも落ち着いた性格のキャラクターなので表情の変化に乏しく、イマイチ盛り上がりに欠けるような気がするんですよね…。
個人的にはもう少しメリハリが欲しかったかな。

でも、受けのピアス穴やタトゥーは意外性があって良かったです。特にタトゥーに関してはもっと派手に入ってても良かったような気がします。脱いだら背中にバーンとか入ってたりしたらかなりグッと来たかもしれません(笑)
あと、攻めが家具職人っていうのも好印象でした♡(意外性のあるキャラクターに弱い私…笑)

さらっと読んでしまいましたが、個人的には『俺しか知らないカラダ』よりはこちらの方が断然好みです。攻めの愛情もちゃんと感じるし、今後も長く付き合っていけそうなカップルなので(笑)
ただ、そこまで印象に深く残るお話ではなかったのが残念でした。

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