【感想】スーパーリッチ ──世界を支配する新勢力

太田康夫 / ちくま新書
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • komoda

    komoda

    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480073471/

    投稿日:2021.11.17

  • nekotaro

    nekotaro

     2020年世界のビリオネア、資産が10億ドル(1,000億円)を超える人はアメリカで614人、次いで中国が389人、日本は世界で17番目に多く26人です。世界トップは、身近な存在となっているamazonの創業者シェフ・ベゾスで1,130億ドルだそうだ。その驚異的な金額はもはや宇宙の星を数える様な感覚だが一般的な黒人家庭平均の4,400万倍だと試算されている。1人が小さな国の人口程の資産を保有しているという事実。それはこのコロナ渦でも衰える事なく増殖している。

     日本では、ユニクロ、キーエンス、ソフトバンク、ユニチャーム、楽天、ニトリ、森ビル、イトーヨーカドー等の創業者やCEOが名を連ねる。
     GDPが頭打ちの日本は、従業員の給与を抑え利益最大化を計り内部留保を厚くした。その恩恵は一部の役員や経営者だ。日本の格差は歪んだ富の分配の結果だ。

     また、ミリオネア(資産100万ドル)人口は世界で5,000万人(世界の1%)で世界の資産の44%を占め、また富裕層のマーケットが確率されつつある。
     
     有り余るお金の使い方は、子弟教育に年間2千万円掛かる寄宿舎付きの学校からクチュールの服・三つ星レストラン・時計・ワイン・自宅・別荘・ヨット・美術品等で投機対象ともなる為、お金を使ってもさらに資産を増やす傾向となる。

     サラリーで細々生きている人にとっては全く関係ない世界でそこに仲間入りも無理だが格差が広がっている事は現実の生活で感じられる事が多くなってきた。超高級マンション、高級車ディーラー、高級ファッションブティック、豪華列車や豪華クルーズ等、販売好調で即売り切れも珍しくない。そんなお金持ちが周りに相当数居るという事とお金持ちの為のマーケットが確率している事実。今後もこの傾向は拡大するのだろう。夢の持てない世界になってきた。
     
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    投稿日:2021.06.13

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