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砂原糖子, 夏乃あゆみ / ディアプラス文庫 (1件のレビュー)
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komopy
このレビューはネタバレを含みます
雷に打たれて命を落とした草也が、好きだった市来への未練から成仏できず天沢奏の身体に憑依してしまうホラーか⁉…とか、でもたとえ両想いになったとしても、その後どうするわけ?…とか、あれこれ考えて頭の中が疑問符だらけになりながら読んだのですが。 …センセがそんなホラー話ですませるわけがないですよね~! 面白かったです。これはぜひともネタバレ読まずに手に取ってほしい作品です。 草也はコンプレックスとトラウマのかたまりみたいな子。なりたかったのは奏みたいなクールでキラキラの美少年。 奏に取り憑いたことで、勇気を出して前向きに頑張ることができるようになって、市来とも恋人同士みたいな関係にまで発展!でも自分は幽霊なんだから、もう奏に身体を返さなければと決心するけど、急に奏が現れなくなって… というところから、怒涛の展開。 そうくるかと思いました。 甘くて痛い愛と青春の日々がセンセ独特の筆致で描かれていて、切なくなったりキュンキュンしたり。 市来のことが好きなくせに口にすることができなかった奏にも、思わず本音を言ってしまう一生懸命な草也にもきゅんとさせられました。 市来くんがとてもカッコよかったです。そりゃ、草也にしろ奏にしろ、惚れるに決まってるよね~⁉という、カッコいいなかにも優しさがあふれる男子でした。 奏のことも、草也のことも、区別したりせずに受け入れてくれて、ほんとにすてきでした。 こうありたいと思い詰めることって、10代でありがちなことで危うい気がするのですが、こんな幸せな結末で心から安堵しましたよ… とても素直でかわいくなった(特にHの時)奏に、市来はこれからもずっとメロメロな気がします。
投稿日:2020.09.02
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