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遠藤周作 / 講談社文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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junkame3
一般的な怪奇小説を期待して読んだ読者には期待外れであろう。 この短編集にもしっかり遠藤周作の思いが込められている。誰もが持っている自分でも把握できない心の動き・葛藤。6つの短編が収められているが、私は…「鉛色の朝」と「霧の中の声」が好き。続きを読む
投稿日:2009.06.16
かわせみ
得体の知れない幽霊モノというか、そういう作品集かと思って読んだのだが、違っていて、ちょっと残念(?)だった(笑)。 幽霊モノというより、日常にある人が起こす「人間ってこわい・・・」と思う作品たち…だった。ちょっとした復讐の怖さもあれば、怖いというより、奇妙な話もあったり、人間の心理を上手く表現した話もあった。 一番気に入った話はドラキュラの話だった。 恐怖バー(店員がお化けの恰好をして、客を怖がらせるお化け屋敷とバーが合体した店)でバイトをした青年が、そこで女性客が次々と気分が悪くなるという奇妙な事件に遭遇する。青年は、バイト仲間がドラキュラで、女性の血を吸ったため、彼女たちは気分が悪くなったのではないかと思い、事件の真相を確かめようとするが・・・。 かなり意外な結末だったが、こういうオチは好きですね(笑)。 続きを読む
投稿日:2007.01.13
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