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ひぐらしひなつ / 内外出版社 (2件のレビュー)
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yamabon1980
ナビスコカップ(当時)優勝を果たすもその後の低迷でJ1からJ3まで落ちた大分トリニータを指揮し、4年でJ1まで戻した片野坂監督と大分トリニータの歩みを辿った一冊。 堅守速攻型のクラブが昇格を勝ち取る…ことが多いJ2、J3において片野坂監督の狙うサッカーは特殊で、簡単に言えば自陣でしっかりボールを回し、隙が出来たところで一気に相手ゴールを狙うというもの。「疑似カウンター」とも呼ばれるその戦術を武器に立て続けに昇格、2019年に戻ったJ1の舞台でもしっかり残留を果たしている。 監督がしっかりとした哲学を持ってチームを率い、それをクラブが後押しし、熟成させながらアップデートを繰り返していくことで、毎年選手が入れ替わっても成果を出し続けられるという理想的な道を歩んでいるのがよくわかる。 クラブを支える人たちへの感謝を忘れず、普段はあまり感情を出さないながらも試合中やここぞというところで驚くほど感情的な姿を見せたり、そういう愛されるキャラクターがあるところもまたこの人の魅力で、それがまたチームに反映されていい結果を残せているのだろうというのが伺える。 とかく外国人監督ばかりが目立つように取り上げられがちなJリーグではあるが、このように日本人監督にも戦術的にも人間的にも魅力溢れるキャラクターがいるということを教えてくれる。続きを読む
投稿日:2021.01.03
yokoichi26
披露しているアグレッシブなサッカーと謙虚さと柔軟さと男らしさ。全てに通じる「感謝」。 いい人なんだな、というありきたりな感想で申し訳ないけど、またサッカーがその指導者が好きになりました。そしてJリーグ…最高。 ありがとう。続きを読む
投稿日:2021.01.02
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