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木々高太郎 / 講談社文庫 (2件のレビュー)
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乱歩と論争して「最も優れた探偵小説は芸術作品となる」と主張、戦前の探偵小説界を牽引した著者は、大脳生理学を専門とする医学博士でもあった。昭和10年に「新青年」に発表した短編小説「青色鞏膜」は、当時の身…分を超えた恋を背景にした探偵小説だが、ハンセン病の存在も事件に影響を与えている。いまだ不治の病であって、罹患することは、人によっては自ら死を選ぶほどの絶望を意味する。そんな当時の「常識」そのものが、謎を解くためのヒントになっている。続きを読む
投稿日:2016.07.14
深川夏眠
『日本探偵小説全集[7]木々高太郎集』 未収録分といった内容。 表題作とか、目当てにしていた期待の「青色鞏膜」とかが ドッチラケで結構残念_| ̄|○ il||li でも、思いがけない拾いものも。 短編…「恋慕」「眠られぬ夜の思い」はナイスでした。 前者は読んでいて悶々しちゃう(笑) 学生と人妻の秘密の恋愛譚と、その意外な顛末。 私が死んだら娘をお知らせに伺わせますから…… ってのが怖いな。 後者は不眠症ブルース(爆)! ちょっと他人事じゃないにょら(´・ω・`)続きを読む
投稿日:2011.12.14
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