【感想】悪党の詩

D.O / 彩図社
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • ダルメシ・アン

    ダルメシ・アン

    中学生だった当時、TWIGYのアルバムに客演していたD.Oのラップには度肝を抜かれた。
    風貌も只者じゃ無いことは周知の事実のD.O氏。
    めちゃくちゃヤンチャな人だったんだという事が改めてわかる。
    学生時代、めちゃくちゃヤンキーだったのにスラムダンクの影響でバスケ部に入ったとうエピソードが印象的。
    不良少年ではあるが、バスケに対して前向きで実力がある人に対しては誠意と尊敬を持って接していたところは、後にラッパーとなった後に活きている経験だったのだなと。
    自分が認めた人にはとことん尽くすのはB-BOYだなと感じた。
    2000年代のHIPHOPシーンの記録としても貴重なエピソードが盛り沢山。
    読み応えのある本だった。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.18

  • あお

    あお

    こういう世界を知らない自分だからこそ、たまにこういう世界に惹かれるときがある。
    幼少期のエピソードからラッパーになったこと。
    YouTubeでその動画を探すと、ビジュアルに癖がありすぎる。

    そんな知らない世界を知れる一冊。続きを読む

    投稿日:2024.04.29

  • サナ

    サナ

    ヤンキー時代のエピソードは盛りすぎだと思う
    影響された作品(音楽に限らず映画やマンガ等)と日本のHIPHOPシーンの動きを言語化してくれてるところは面白かった

    投稿日:2024.03.02

  • nam

    nam

    メーン ラーメーン
    HIPHOPそこそこ好きだけどうっすら聴いてるだけのわたしからしたら、D.Oは曲中で語られる出自からして楽曲の空気感に意外さが強くて、どんな人なのかずっと気になってたんですよねー。結果読んですごくよかった。ラフな語り口も一緒に飲みいって話してるみたいで人柄を感じたし。
    語られるエピソードがすごくパンチが強いから、語り手と聞き手に文章っていうワンクッションが入るこの距離感がよかった。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.28

  • くらしを支える

    くらしを支える

    小学生の頃リンカーンで見たD.O
    兄弟で笑った心底脳に焼き付いた漢
    時が経って突然突き出された本
    兄がマジで見てみろってこれドーン
    瞬間言ってた「いいぜメーン」

    滅茶苦茶それしか言えない幼少期
    悪党生い立ちもう血統書付き
    金も喧嘩も逃さない好機
    いつだって筋だけは通した漢気

    でかい夢掴みかけた目の前
    たしかにそこにあった手応え
    自業自得で突き出された標識止マレ
    どんどんこぼれ落ちてく夢と金

    伝説パワーsong I'm Back
    鮮烈蘇えるrhyme惹句
    ストレス抱えるほど映えるfxxk
    罪滅ぼし捧げ続けるfor Gosh
    背負うものあるなら辞めてくれよドラッグ
    続きを読む

    投稿日:2023.03.19

  • hawaii0521

    hawaii0521

    ラッパーである著者の半生記。

    前書き代わりのIntroductionでは、著者が違法薬物の所持と使用で、逮捕されたときの判決のシーンが紹介されている。
    ちなみに、違法薬物での逮捕は2回目で、今回は執行猶予なしの懲役3年とのことなので、現在も服役中だと思われる。

    なお、著者は2000年くらいから活動していて、TVにも出ていた時期があるとの事だが、寡聞にして著者のことはつい最近まで全く知らず、吉田豪(以下豪ちゃん)の動画配信で、豪ちゃんが「D.Oさんの本がヤバい。あそこまで赤裸々に書いちゃっていいのか⁈」と言ってたのを聞いて、読んでみた次第。

    確かにヤバい内容で、小学生のころから暴力的、中学生からはそれに加え、薬物の使用や販売を開始、一方でバスケットボールにも熱中していたものの、ヒップホップダンスに出会ったことで、ヒップホップに開眼、その後のNY行きを経て、徐々にラッパーへなっていく過程が描かれている。

    ただ、その途中でも違法薬物、銃器等の売買や使用についても書かれていて、こんなの大っぴらにしていいのかな?と、犯罪小説でも読んでいるような気分になった。

    とは言っても、著者がラッパーになるまでの話がメインなため、当時から現在に至るまでの日本のヒップホップシーンについての記述も満載で、好きな人が見たらたまらないのでは、と思った次第。ちなみに私は、国内外のヒップホップシーンの知識がほとんどないため、本書に出てくるヒップホップアーティストについては「???」だったので、各章にある註が非常に助かった。

    あと、本書を読んで印象的だったのは著者の行動力。
    最初のNY行きも、英語が全くしゃべれないし、土地勘も全く無いところへ、行きゃあ、何とかなるっしょ、と言ってしまうところなどは、以前読んだGacktの「Gacktの勝ち方」に書いてあった「知・覚・動・考」(ともかく動こう)を彷彿とさせるものがあり、成功者の共通項の一つをはやはり行動力なのだな、と深く感じ入った。

    そういった観点からは、本書も自己啓発本の一種として読むこともできると思う。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.26

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