【感想】考えるナメクジ

松尾亮太 / さくら舎
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
4
6
3
0
0

ブクログレビュー

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  • なずな丸

    なずな丸

    このレビューはネタバレを含みます

    筆者はナメクジの研究者。触角や脳が無くなっても再生するとは知らなかった。人と共通している脳内物質の話も興味深い。

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    投稿日:2023.10.10

  • 小さな図書室

    小さな図書室

    ナメクジを見る眼を激変させる本
    著者のユーモアある語り口やイラストも可愛くて親近感がわく
    ヒトには真似できない能力を進化させてたんだなぁ、ナメクジたちは!
    マイナ中のマイナーな研究をする著者、それをこんなに初心者に楽しく紹介してくれた著者に心からの感謝を。
    昨年の第19回絲山賞、さすがだと思う
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    投稿日:2023.01.29

  • heepeeco

    heepeeco

    大好きな作家さん(絲山秋子さん)がオススメされていたので、読んでみた。おもしろかった〜。
    読書には、知らないことを知る喜びがあるけれど、もともとちょっと知ってること(もともと興味があったもの)を深く知るのと、なんも興味も縁もゆかりもなかったものについて、驚きとともに知る、のとは、ちょっとそのおもしろさがちがう気がする。どっちもおもしろいには変わりないけれども。
    前に読んだ『キリン解剖記』と同じように、この本も後者の喜び。ニューロンを再生する能力は人にはなく、ナメクジは優れているけども、だからこそは人は人らしくいられる、とか、脳だけでなく感覚器官が記憶や生きる術の手助けをしている、なんてところも、きっと人間もそうなんだろうなあ、と想像してしまう。(だから、現代社会で失われつつある確かな「感覚」とか「感性」が、やはりPCやスマホばかり見ている子どもたち、いや大人たちにも欠けてきているのではないかとも思ってしまったり。ちょっと飛躍しすぎかな)

    いつもは自分が気にもとめないことについて、深く研究した人の言葉に触れること。それは、一見、役に立たなくても、自分には関係ないように見えても、なんだろな、この世界には、知ってるようで知らないことやものがたくさんあることを知る、という、脳や心の広がりのような感覚がむくむくと立ち上がっている気がする。晴れやかな、気持ちになる。
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    投稿日:2022.08.13

  • gakudaiprof

    gakudaiprof

    ナメクジについてあまりにも知らないことに気づかされた。調べればもっと身近で研究になる生物がいるかもしれない。最後の部分が筆者の研究の動機とその研究生活である。これは大学生にも参考になるであろう。

    投稿日:2022.04.10

  • comma

    comma

    庭のパンジーを食べる、憎いナメクジ!!
    潰しても、薬を置いても、パンジーを食べる
    コーヒーかすも、なんのその、ビールトラップも効かない。そこで敵を知るためにこのほんを読みました。
    凄い脳ミソを持っているなんて!
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    投稿日:2021.07.23

  • T.ニシザウルス

    T.ニシザウルス

    研究分野としては地味だし、「人間をしのぐ驚異の脳機能」を知ったところで、明日からの生活に役立つわけではないが、とてもわかりやすく面白かった。
    筆者も述べている通り、人間の今の姿が唯一の正解・完成形と言うわけではなく、多様な戦略がありうるということに気付ける一冊。
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    投稿日:2021.06.06

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