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山本浩貴 / 中公新書 (13件のレビュー)
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小さな図書室
やはり難しくて読むのもつらかった ただアートといえども社会、世相から離れて存在してるのではない、というのは理解した 第三章のひしめき合う前衛美術 第六章の脱帝国のアート 終章の美術と戦争 興味深く読め…た 続きを読む
投稿日:2023.12.08
sakufuu
現代のクラフトや古い町並み、環境保護の人気は19世紀の芸術運動ウィリアム・モリスの「アーツアンドクラフツ運動」が源流7 モリス⇒芸術は必ずしも単独で行われるものではなく、常に他社との協働作業か開かれて…いる(現地の震災復興コラボアートなど)10 柳宗悦の民芸運動はクロポトキンの「人類や社会の進化、発展は、生存競争ではなく、自発的な助け合いから生まれた」という相互扶助論を元にしている12 オリエントオリエンタリズム←柳が陥った罠。朝鮮や沖縄などを特殊で独自の文化とすることで、その中心が日本だと設定して周辺と中心化する。西洋の「日本人論」人気の日本版16 田河水泡はダダから連なる日本の芸術運動マヴォに参加していた25 マヴォは関東大震災の直後、有り合わせのもので建てられたバラックにペンキを塗るなどの「バラックプロジェクト」を行った29 ミエレルレーダーマンユケレスはメンテナンス(作品の維持)も「アートの領域だ」と、その地位の確立を宣言した51 協働アートの嚆矢は1982年ドクメンタでのボイスの「7000本のオーク」69 新自由主義的な市場原理と結託したアートを「ベアアート」と言う114 藤田直哉は「前衛のゾンビ」で、日本のアートプロジェクト、アートフェスティバルを「地域アート」と定義。やりがいを理由に地域住民やボランティアが、無償で酷使されているのではないかと批判。リレーナショナルアートの搾取的性質196 戦争画から考えられるのは、「社会」から完全に自立して存在することの出来ない「芸術」の限界を思考すること306続きを読む
投稿日:2021.11.02
ゆかゆか
芸術を社会という視点から見つめ直した本。 西洋のお話しだけでなく、日本を含むアジアのことにしっかり触れていて、 なるほどなーと思いながら読みました。 それぞれの作品の説明に愛が感じられます。 内…容は難しくなく、知ってることも多いのですが 改めて知っていることとそれを外に表すことの間にはそれはそれは高い壁があるなと思い知らされました。 現代美術と自分との接点が見つかるかもしれない、王道美術史がちょっと…という人に読んでほしい一冊です。続きを読む
投稿日:2021.10.12
月猫夕霧
現代美術の流れを世界の流れと日本の流れそれぞれを通しで解説しています。なるほど、世界の流れと日本の流れには違いがあるのか。道理で外国の現代美術を見ると首をひねることも多いわけだ。後ろの方には現代美術と…政治の関わりを反体制以外の側面も含めて書いてあったのも良いです。良くまとまっている、これこそ新書という感じです。続きを読む
投稿日:2021.09.28
aokikenichi
ボリューミー 普通に美術史 帯から伺えるワクワク感はなし 現代美術史を新書でやるとこれが正解なのだろうけどもっと引き入れるように書けるのではと
投稿日:2020.12.20
jerico
戦争や経済、人種、性別など様々な要因、そして時代によって影響を受け、また与えてきた美術史を解説した良書。 改めて戦後の日本の美術の歴史が、世界からみると異質だったと言うことがわかる。
投稿日:2020.12.15
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