【感想】日雇い浪人生活録 九 金の色彩

上田秀人 / 時代小説文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    田沼革命を手伝う両替商・分銅屋仁左衛門
    9代将軍徳川家重は言葉が不自由なため大岡出雲守の通訳がないと意思が伝わらない
    もう一人の寵臣にして御側御用取次の田沼意次は、家重の父8代将軍吉宗の遺命である金本位制(?)を実行するために両替商と手を結び取り組むのだが、執政である老中が将軍への取次(側用人の業務)を面倒・軽んじてくる始末に憤る
    なのに主人公は両替商の用心棒諌山左馬介(鉄扇格闘術家)を草と疑う(あれ?どこのお家だったかな)公儀お庭番の村垣伊勢(おお、名門)は芸者で加壽美と名乗り近づき、違うという結論に至らないため周囲をうろつき、死んだ父親から聞いていなかった会津藩放逐の素性だったと判明するが「それが、どーした」
    ただ、面倒事はすべて用心棒の元に降りかかり、テーマがでかい割にはチマチマした事ばかり続く
    (話自体は爽快ですよ~)\(^o^)/

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    投稿日:2021.01.10

  • advicekiyomidosu

    advicekiyomidosu

    諌山左馬助の父が放逐されたのは、会津藩であった。
    それをいいことに、江戸屋敷留守居役の高橋外記は、分銅屋や田沼意次にモーションをかけるがことごとく失敗することになる。

    高橋劇は、失態をし蟄居を命ぜられるが抜け出し、水戸藩に近づく。

    諸藩の懐事情は火の車であったらしい。
    その点ではすでに武士の世界も金に支配されてたと言っていい。
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    投稿日:2020.12.15

  • ゴルフ13

    ゴルフ13

    この小説では田沼意次は改革の士である。それを手助けする分銅屋仁左衛門とその用心棒の諌山左馬之助。雇い主を守るためとはいえ刺客を殺めてしまった左馬之助を追求する同心佐藤伊之助と岡っ引きを、名沼の権力でもみ消し、それでも追及する同心と岡っ引きを解雇・死にまで追いやった展開にいささか嫌悪を覚える。続きを読む

    投稿日:2020.08.22

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