【感想】もうすぐ世界恐慌 そしてハイパー(超)インフレが襲い来る

副島隆彦 / 徳間書店
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • yasz

    yasz

    第一回目の緊急事態宣言が発令されていた中で読んだ本です。この本の著者である副島氏は、もう20年以上追いかけています。2020年4月末に発行された本です。

    彼の著者の中では、一環として「ゴールドを買い続けなさい」と記されてあったので、その通りに実行しています。資産形成を称して、株式投信、外国通過預金など、色々とやってきましたが、私の中ではプラスになっているのは、ゴールド投資のみなので、彼のアドバイスには感謝しています。

    1年以上前に読んだ本ですが、部屋の片隅に埃を被りかけて置かれていたものでした。本日は雨降りでレビュー書きに時間が取れそうなので良かったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・2020年3月9日のNYの株暴落の真の原因は、原油価格が暴落したから、コロナ暴落と言われたが、それは副時的原因であって、本当は原油(WTI)の暴落である。NYの株価と原油価格は連動している(p27)ロシアとサウジは裏で秘かに示し合わせている、ともに組んで仕掛けて、アメリカ国内のシェール石油とシェールガスの生産を妨害しようとしたのが真の原因である(p30)

    ・今こそ1オンス=1600ドル台のゴールドを買う時期である、国内価格1グラム=5800円で安い、最低五年間は握りしめる覚悟でいるべき。そうしたら金の値段が国際的に跳ね上がる(p42)

    ・日本の株価は16,000円を切ると、各種の危険な仕組み債という債券が紙切れになる、年率20%とかの高利回りを約束している仕組み債、リンク債、エクイティ債、ノックイン債が自然淘汰されて投資資金のほぼ全額が戻って来なくなる。(p56)

    ・アメリカ経済は何がなんでも金の高騰を抑え付けなければならない、金が高騰すると、それはドルの敗北を意味する、米ドルの基軸通貨としての強さを維持しなければならない。今も世界貿易の決済の44%はドル、ユーロが16%、日本円が8%、中国人民元はもうすぐ10%になる(p82)

    ・渋沢栄一の新10,000円は、きっと千円札に変わるだろう。これを通貨単位の変更(リデノミネーション)という。2024年はこの事態となる(p86)この時には、1ドルが現在の107円から「10円」に暴落しているだろう、ユーロも同様(p88)

    ・WBCによればアメリカには金保有が8134トンあると言われているが、もうほとんどない。一方、ロシアと中国には報告以上に保有している(ロシア:2230に対して1.2万トン、中国:1942に対して6万トン)(p103)

    ・アメリカ人のお金持ちは、みんなメープルリーフ金貨、カンガルー金貨、ウィーン金貨で持っている、これが6倍になる120万円分になる時代が来るまで持っているべき、ドルが暴落した時に日本は国家体制としてアメリカに付き合わないと宣言するだろう。そして、あたらしい世界体制(中国、ロシア、インド、中東)に移り、金ドル体制(ブレトンウッズ体制)が正式に終わる(p108)

    ・金利がゼロということは、資本主義の終わりということ、金利なるものが無いと経済の原動力である成長が止まった、ということ。(p115)ソフトバンクの27腸炎の「社債+負債」のうち、17兆円は、みずほ銀行が背負っている。14兆円が融資、3兆円が社債。(p177)

    ・世界の自動車の3大グループは、1)トヨタ連合(国内のスバル、マツダ、スズキまで実質従えている)、2)ドイツVW連合(BMW,Porche、ベンツ)、3)FCA(フィアット、クライスラー、フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオ、オペル、ルノー日産三菱)連合である(p185)

    ・中国では、血清(感染して軽症のまま回復した者から採取した血液から作ったもの)、血漿(血液から、主に赤血球と白血球を取り除いた後の薄いヨーグルトのような液体)を注射して多くの重症者が回復した。感染者9万人のち8万人は回復した、残りは死亡(公表3000人の倍ていど)と重症者6000人(p206)

    ・イタリアがEUの中からG7を裏切って真っ先に中国の「一帯一路」構想に同意し署名した(2019.3.23)ので、イタリアへの懲罰としてヒラリー派はイタリアにウィルスをばら撒いた(p218)

    ・日本人は今シーズン(2019-20)は199人しか通常インフルエンザで死んでいなく主要国では一番少ない数字である。しかしこれを言うと厚労省から睨ませるので箝口令が敷かれている、アメリカでは1万2000人が死んでいる(p221)アメリカ国内では通常型のインフルエンザの方がすごく、死者は毎年6万人、日本でも年間1万人くらいは老人がインフルエンザで死んでいる、年間の死者100万人(新生児は70万人)のうち9割が老人、それに対してコロナによる死亡者は190人程度(p222)

    2021年3月21日作成
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    投稿日:2021.03.21

  • kirisutoinochi

    kirisutoinochi

    フォトリーディング後、高速を交えて読了。
    安定の副島節。世界恐慌と日本ダメダメ論。そして中国押し。資料を挙げているが、言葉がところどころ汚いので、著者に心酔していない、私のような傍観者は閉口する。面白いがその点が大いに注意するべき点。

    曰く、武漢肺炎ウイルスはヒラリー一派による巻き返し。中国との闘い促進のため。それが米国にまで入り込んできて、トランプ氏大慌て、との事。

    禁を買え、という従来の氏の主張を繰り返す点は変わらない。
    経済的なことが中心だが、政治的な記述の方が面白かった。(経済が多い)。

    星三つ。
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    投稿日:2020.10.13

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