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赤攝也 / ちくま学芸文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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やすお
大袈裟かもしれないが数学世界全体のエッセンスを一気に得たような気になった。おそらく、数学の本質を述べている書なのだと思う。現代数学というものまで分かったような気になった(実際は門の前に立ったくらいだろ…うが)。それくらい読んでいい気分にさせてくれる。書いてあることは難しいのだけど、じっくり読めば理解できるくらい優しさがあふれる解説である。中学生か高校生くらいの時に読んでいれば、大学では数学科を選んだかもしれない。いや、そんな人は実際にいるだろうと思う。脳みそは使ったけれど、楽しい読書でした。 文庫版の初版は2020年2月だけど、本自体は1988年のものである。コンピュータについての解説は古いと感じるが、それ以外の純粋な数学部分はまったく色あせていない。数学の美しさまで感じる。続きを読む
投稿日:2020.06.19
狐舞
かなり高度な話題を扱っているのにスッと入ってくる。上手い説明というのはこういうことを言うのだろう。それぞれのトピックは独立しているのに、全体を眺めると途切れることのない流れがあり、数学というのは相互…に関連しながら発展してきたことが体感できる。続きを読む
投稿日:2020.03.31
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