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樋口美沙緒, 麻々原絵里依 / キャラ文庫 (1件のレビュー)
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▼あらすじ 『王の鞘』として七使徒に選定され、煌びやかな王宮へ──。 魔術師ユリウスに会えるかも、と期待と不安に揺れるリオ。けれど、登城初日に出会ったのは、身分の低いリオを蔑み、使徒など不要と公言する貴族たち。七使徒排斥の空気が漂う中、ついに国王との謁見の日が訪れて…!? 魔女がリオを狙う理由や、ユリヤの呪いの謎、第二王子の行方──全ての鍵を握る、失われた記憶に迫る、緊迫の王宮編!! *** ストーリーの完全度:高い トーン:せつない エロ度:普通 萌え度:高い 総合評価:★4.5 2巻は1巻以上にボリューム感のある内容でした。 特に後半からは物語が二転三転するので、何度もハラハラさせられましたね…(^^;) 当然、今回も面白かったのですが、あえて気になった点を挙げるとすればリオが同じような事で何度もぐるぐる悩むので少しイラッとした事でしょうか…(笑) 情緒不安定、とまではいきませんが自分の中で折り合いつけても直ぐにブレるのでうーん…って感じでした。 1巻のリオは国を良くする為に鞘の役目を果たすんだ!っていう決意に満ちていた気がするけど、2巻で本格的にユリヤへの恋心を自覚してからは良くも悪くも常にユリヤを意識していて、そのせいでリオがそれまで掲げていた信念というか使命感みたいなのが薄っぺらくみえてしまったのがちょっぴり残念でした。 あと、他のレビューでも書かれていたのですが、私もこの作品の世界観的に“潮”は合わない気がするんですよね…(笑) 潮ってこう…現代的な感じしません?あの世界に潮という概念がある事に驚きましたし、これは完全に作者の性癖だなと思いました(笑) そして前巻から気になってたいたユリヤとユリウスは同一人物であるか否か問題。結果はやはり同一人物でした。 別人だったら複雑な気持ちになっていたと思うので、ああ良かったという思いです(笑) にしても2巻はユリヤが分かりやすく嫉妬したり、アランがリオにキスしたり(あくまで治療の為ですが)、意外な人物が敵側に回ったりと目まぐるしい巻でした。 最終的にリオの正体やユリヤの呪いの詳細についても明らかになり、最後はリオが自ら命を絶つところで終わります。 んー、めちゃくちゃ良いところで終わったな〜という印象ですね。ユリヤに斬られた“彼”の安否も気になりますし、ユリヤの精神状態も気になるところ。 これ以上、自分の目の前で大切な人が亡くなるのは耐えられないと言っていたユリヤの目の前で自害したリオ。そりゃあ、絶望するよね…。ユリヤ優しい人だし…。 リオお前、何て事してくれとんのじゃーー!!と、ユリヤ贔屓の私は思うのですが、現段階では他にユリヤを救う道が無いのもまた事実…。 果たしてここからどう物語が展開していくのか。死んでしまったリオは果たして生き返る事が出来るのか…。色々問題は山積みですが、この先どうなるのか私には全く想像が出来ないので大人しく3巻の発売を待ちます!次巻も楽しみにしてます!
投稿日:2022.06.08
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