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ジェームズ・ロリンズ, 桑田健 / 竹書房文庫 (4件のレビュー)
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ykikuchi
今回のテーマはAI。AIの描写はあたかも人間の感情を学習し理解しているかのごとく表現している。私は、AI描写があるたびに小説の世界から現実の世界に振り戻されてしまった。しっくりこない違和感を感じてしま…うから。ゼロとイチのデータ処理能力は優れていても、人間の感情についての理解を深めていくことが本当にできるのだろうか?という疑問がついつい浮かび、冷めた目で見てしまう。 巻末にいつものように著者が参考にした文献を紹介してくれている。 次に読んでみたい書物を上げておく ・ジェイムズ・バラット著 人工知能 人類最悪にして最後の発明 (日本語) 出版社: ダイヤモンド社 (2015/6/19) 翻訳出版されているものがあまりないので、気になる文献を書いている人をメモしておく。 閉じ込め症候群の患者との意思疎通 ・エイドリアン・オーウェン著 First contact 時間旅行と量子力学 ・クララ・モスコウィッツ著 Weird! Quantum Entanglement Can Reach into the Past ・ロバート・トーレス著 (過去にメッセージを送る) Is Communication from the Future Already Here? ロコのバジリスク ・デイヴィッド・アウエルバッハ著 The Most Terrifying Thought Experiment of All Time 本書には、DVDの特典のような「もう一つのエンディング」が用意してあった。どちらのエンディングもありだと思った。続きを読む
投稿日:2020.07.05
lonelyrunner
このレビューはネタバレを含みます
最後までなかなか面白かった。 この作者は結構関係者も殺すから、キャットも?とも思ったが、まあよかった。ちょっとウルトラC的ではあったけど。 最後のもう一つの結末も興味深い。
投稿日:2020.06.15
hollyhocksin
シリーズ14作目。今回のテーマはAI。いつもながら作者の知識の広さ、視点の深さに驚かされる。キャットが最後蘇生するのはそうだろうなと思いつつ、やり過ぎ感はあるが。AIとモンクの義手がシンクロするところなどは近未来はこういう風になるのだろうなと思う。いつもながら題材としての宗教、政治、テクノロジーの組み合わせが上手い。いつの時代でもテクノロジーは諸刃の剣、どういう者が、どういう目的に使うかによって、人類は不幸にするのか、幸せにするのか、最後はテクノロジーを産む者に回帰するのだろう。
投稿日:2020.05.04
kitarouchan
人はどこまで行くのだろう。未来に思いをはせた物語を様々な表現で見聞きするたびに思うこと。 道を進む先に何を求めるのだろう。何を目指すのだろう。その道の先が幸せに満ちていると思いたい。 分かれ道を選ん…でいく先が暗闇では無いように祈るばかり続きを読む
投稿日:2020.04.30
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