【感想】めんどくさがりなきみのための文章教室

はやみねかおる / 飛鳥新社
(80件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
32
31
5
1
0

ブクログレビュー

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  • 永すぎた春

    永すぎた春

    このレビューはネタバレを含みます

    大好きな作家さんが初めて書いた実用書。
    読まずにはいられませんでした!

    文章力を磨きたい中学生の健と、彼に文章術のイロハを教えてくれる猫のダナイ。
    彼らのやりとりから読者も一緒に学んでいくスタイルですが、はやみね先生の文章だなあと感じる部分が多くあり、勝手に嬉しくなりました笑

    第3章は「誰でも必ず小説が1冊書ける方法」。
    こういう内容を読むと、書くつもりがなくても書きたくなります…!
    健の成長していく過程もひとつの物語ではあるので、最後書き上げた文章にちょっと感動しました。

    あとがきに「推理小説の書き方については、また別の機会にー」と書いてあったので、はやみね先生!是非そちらもお願いします!

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    投稿日:2024.01.28

  • 澄礼

    澄礼

    単純に自分の文章力が乏しいから、という理由で読み始めた本だったのですがひとつの物語としても読んでいってしまいました。
    猫のダナイに教えを受けて、文章力が成長していく健くんにページを進めていくにつれて何故か嬉しい気持ちがむくむくと膨らんでいきます。親心でしょうか……。

    この本の中で一番好きなフレーズは、
    【イチロー選手のようになりたいと思っても、なれなかったとき、「自分には、イチローみたいな才能がなかった」と、諦めるか?
    それを言うのは、イチロー選手より、たくさんバットを振ってからにしよう。
    諦めるのは、いつでもできる。】
    です。このフレーズでなんだか文章を書くこと以外のこと、仕事やプライベートなども、もうちょっとがんばってみるか!の気持ちになれます。まるで魔法のようなフレーズに出会えた気分です。

    また、本のラストはどこか某ネコ型ロボットが活躍するお話の嘘800的なラストを見た時の感覚になり少しうるっとしてしまいました。

    自分に子供ができたり、身の回りの子供が書くことに悩んでいたらこの本をプレゼントしてあげたい。そんな素敵な本でした。
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    投稿日:2024.01.16

  • hutaro

    hutaro

    文章の書けない主人公の元に、プロレベルの文章力を備えた猫のダナイが来て、主人公の書く力をメキメキ育てていくストーリーの実用書。
    大変読みやすい。恐らく、小中学生向け。

    私は小学生の頃、作家になりたいと思っていたが、あまりにも自分の世界以外の物事を知らないゆえに諦めた経験がある。
    そのときに本書と出会えていたら、もうちょっと書くことを続けていたのかもしれない。

    基礎的なこと(句読点の位置や改行、文章の要点整理など)が書かれており、今一度自分の書く文章を見直すきっかけになった。
    しかし、下手な文章はなかなか直らない。今もブクログに書いている自分の感想が稚拙であり、恥ずかしいと感じている。
    それでも書き続けていくことが大事だと、本書は後押ししてくれている。

    笑ったのは、「朝井リョウさん推薦」と帯に書いてあるのだが、本書の中で朝井さんを「性格もルックスも良い大作家」と褒めていて、なるほどなと思った。笑

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    投稿日:2023.12.29

  • shunsuke

    shunsuke

    わかりやすい文章を、手間なく書きたい。
    そう思っていた時に、フォロワーさんの本書のレビューを発見しました。
    タイトルからして私にぴったりだと思い、すぐに購入しました。
    児童書ということもあり、読みやすい内容でした。
    私は、小説を書きたいという気持ちはないので、第3章の小説の書き方は飛ばしました。

    わかっているつもりでも、アウトプット出来ていない点もあるので、タメになりました。
    教養のある人には物足りない内容だと思います。
    なんせ絵が可愛い。

    以下、参考になったポイント。

    ◼️読書が上手になり、好きになる4つの視点
     ・登場人物の行動や台詞、心の動きに注目する
      (どうして、このような行動を取ったのか?なんで、こんなことを言ったのか?)
     ・一番盛り上がった場面や記憶に残った場面に注目する
      (記憶に残った理由は?その場面を読んで、どう感じた?)
     ・自分を登場人物の立場に、置き換える
      (もし、自分だったらどうする?もし自分だったらどう感じる?)
     ・作者はどんな人だったのか考える
      (いつ生まれて、どこで過ごしたのか?どんな経験をした人なのか?)

    ◼️食事の感想、自分の経験を伝えるコツは五感を使うこと

    ◼️比喩で伝わる力がアップする
     ・直喩…まるで〜のような〇〇という例え
       →豆腐のように柔らかい
     ・暗喩…直喩を使わずに例える
       →大事なことを心のメモ帳に書く
     ・擬人法…人ではないものを人のように例える
       →雨が降っている▶︎空が泣いている
     ・直喩のコツは、連想ゲームの一つ飛ばし。
       →ポストのように赤いリンゴ
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    投稿日:2023.11.28

  • にけ

    にけ

    SNS等で多くの方が書かれている素敵な感想を見かけ、私も同じように書けたらなと思ったのですが、いざ書こうとすると、どんな文章にすればいいのかな?とか、面白かった、良かったみたいな語彙力の無さを痛感しました。当然ですが語彙力なんてすぐ身に付くはずもなく、まず文章の書き方を学ぶべく本書を手に取りました。

    本書は主人公の健くんが喋る猫ダナイから文章の書き方を学んでいく物語形式の作品です。児童書作家のはやみねかおる先生が書かれており、児童書のような優しい雰囲気を感じました。

    基本的に小説の書き方が主でしたが、感想文であれ小説であれ、気持ちを深掘りすることが重要だと感じました。より具体的に表現する必要性、そのためにやるべきことなどについて触れられており、200文字日記や普段から広くアンテナを張ることを意識して、まず書いてみることにチャレンジしてみようと思います。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  • シンチ

    シンチ

    一気読みしちゃいました。
    こんなに読みやすくて理解しやすい指南書は初めて!
    もう1回始めから読みながら、日記を書き続けるトレーニングからしてみよう。超短くてもいいから、小説を書き上げてみるのが楽しみ。
    大好きな辻村深月さんのエッセイを読んで、小説を書いてみたいなと思って、大好きな朝井リョウさんの推薦する、はやみねかおるさんの指南書を読んで...
    繋がりを感じて心が温かくなる。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.20

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