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浜矩子 / 講談社+α新書 (1件のレビュー)
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meicrane
反アベノミクスの舌鋒鋭いエコノミスト、浜矩子さんがマルクスを語る!というちょっと意外な本。確かに現在の資本主義を理解するために資本論を読み返す、とか今マルクスが生きていたらどう考えたか・・みたいな本も…かなり出てきていて、マルクスの視点が再評価されている・・のでしょうか。 資本論の入門書というわけでもなく、やはり中心になっているのは「この道しかない」として突き進むアベノミクス、世耕ー経産省路線への徹底的な批判です。人間不在の中身のない未来像に巻き込まれる労働者に対する温かい視線と、それにたいして何もしないだけではなく、むしろその流れに加担する「労働組合」への怒りが行間ににじみ出ています。 アベノミクスに踊らされてひた走る人たちを振り返らせるだけのオルタナティブが提示されているか、というとちょっと微妙かな、と思いますが「知らない間に世の中変わってた・・」とあとから後悔しないためにも一読に値すると思います。続きを読む
投稿日:2020.04.30
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