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NHK「100分de名著」制作班, 斉藤的作 / SBクリエイティブ (9件のレビュー)
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Showji_S
サンプル版は、『ハムレット』を収める。「100分de名著」で担当されていた河合祥一郎氏の解説について言及されているので、それを読んでみたくなった(積ん読のままだが)。全12篇を収めているが、買うまでも…ないか。 21/11/18続きを読む
投稿日:2021.11.19
ぺっぷ
【感想】 『夜と霧』で読み悩んでいた際に、同僚から借りた一冊。今現在でも読み続けられている名著12冊を漫画と要約を用いて、なぜ語り継がれているか書かれている。欠点として、漫画が分かりづらい。起承転結に…なっておらず、要点を無理やり漫画に詰め込んだ感じが非常に強い。ただ、本書のおかげで『夜と霧』を読み進めれることができた。名著→本書→名著の順番で読むと、難しいとされる部分も理解しやすくなる。 【アクションプラン】 ・なぜ名著は今現在でも読み続けられているのか自分の言葉で説明できるようにする。(この世の普遍的なものを訴えているから!?まだ、難しい…) ・気になった名著『星の王子さま』『赤毛のアン』『エミール』は今年中に読む!続きを読む
投稿日:2021.05.23
syamada
多くの人が知っている、世界の名著を紹介している本です。私もそうですが、まだ読んだこともないものもあれば、一度は読んだことがあっても、その時にはその本が本当に伝えたいことがわからないものもあります。その…本が本当に伝えたかったこと、読みどころを、TV番組で紹介された内容をベースにわかりやすく教えてくれます。この本を読むだけでも、人生にとって大事なことをいろいろと学べます。それをきっかけに、紹介されている本を読んでみると、さらに思考に深みが増すのではないでしょうか。 【覚えておきたいフレーズ】 〇人類必読のストーリー ・「ハムレット」から学ぶ 近代人は理性の力ですべての問題を解決できると思っているふしがあるが、ちっぽけな理性にしがみついている限りは、何を解決しようとしても空回りになってしまうどころか、たくさんの人が不幸になる。理性か情念かの二者択一を超え、やるべきことはすべてやったうえで、結果については自分を超えた大いなる運命に身を委ねることも必要。 ・「罪と罰」から学ぶ 自我を大切にすることは必要だが、自分だけを信じてはいけない。人間一人が築いた考えなど、狭く小さなものに過ぎないことが多い。さまざまな他者、さまざまな思想と向き合う。 ・「星の王子さま」から学ぶ 私たち現代人は、効率化の影響で、すべてを「量的」なものに換算してものごとを見てしまいがち。それでは大事な「質的」なものを見失うおそれがある。「本当の自分」を理解してくれる、深い人間関係は大事。 〇対人関係に悩んだときに ・「赤毛のアン」から学ぶ 人間は単純なものではなく、いいところ、悪いところ、いろんな面が組み合わさって、かけがえのない個性を作っている。偏見なく他者と向き合い、他者の個性を受け入れることが大事。 人間にとって真の幸せとは、制限や制約を取り払うことではなく、今ある条件をしっかり受け止めて、そこで何ができるかを考え、自分の役割や使命をその中から見出すこと。運命を受け止める。 ・「獄中からの手紙」から学ぶ チームリーダーは部下との関係に悩むことも多い。むやみに部下を叱り、指示を出すだけでは何も変わらない。言葉だけでは相手の心に届かないし、その行動を変えることはできない。自分が率先して行動する姿を見せる。 私たちは意見や価値観が対立した際に、相手に「いうことを聞かせよう」としがち。それでは相手は変わらない。自らの「内なる敵」を思い出し、自分が変わる。 ・「人生の意味の心理学」から学ぶ 幸せは対人関係の中からしか生まれない。他者と関わることでしか幸せになれない。「劣等コンプレックス・優越コンプレックス」が対人関係を壊す。乗り越えるには「競争からの脱却」がカギ。対人関係を「横の関係」でとらえ、他人と比べるのではなく、理想の自分といまの自分を比べる。一歩でも近づいたら、よくやったと感じるようにする。 「承認欲求」にとらわれず、シンプルに生きる。自分の価値観に従い、自分のやるべきことをやる。結果はおまけと思っておく。 〇いかに生きるか(人生論) ・「幸福論」から学ぶ 不幸の根本的な原因は情念の暴走で、鎮めるには「意志」と「行動」が大事。考えるよりも行動する。行動せず思考ばかりがぐるぐる回ると、不安が高まる。 ・「夜と霧」から学ぶ どんな人生にも意味はある。いまの自分にできる創造は何か。創造はできなくても、体験はできるのではないか。体験はできなくても、態度で示すことはできるのではないか。こう考えると何かが頭に浮かぶはず。 「人生から期待されていること」に真摯に向き合う。そこから「生きる意味」が見えてくる。「人生に期待する」のではない。 ・「ソラリス」から学ぶ たとえ理解することが難しくても、相手を知ろうとする努力を手放さないこと。理解のチャンネルを開き続けようとあがき続ける。姿や形、価値観が異なっていたとしても、尊厳を持った一人の存在として向き合う。相手を単純化したり、色眼鏡で見たりしない。 〇社会とどう向き合うか ・「フランケンシュタイン」から学ぶ 悪に対して単に「邪悪なもの」としてレッテルを貼り、切り捨てるだけでは根本的な解決につながらない。なぜそんな悪が生み出されたのか、悪を生み出さないために何が必要なのかを考え続ける。 ・「エミール」から学ぶ 私たちが真に自由な主体になるためには、まず自分自身が何を欲するのかという「根」を洗い出す。そのうえで、社会とどうすり合わせていくかを、会社や学校といった社会的な場で訓練していくのが民主主義の基礎。ぎりぎりまで各々の意見を出し合い、それぞれの立場を尊重するためのすり合わせを行うのが本来の民主主義。多数決はその最終手段に過ぎない。 ・「永遠平和のために」から学ぶ 近代が築いてきたシステムや制度の根幹を押さえると、ニュースの見方が変わる。いま、世界がどの方向へ向かっているのか。どのような理想を描けば、社会が危険な方向へ行くのを止めることができるのか。先人が積み上げてきた思索を、しっかり参照する必要がある。社会を見つめるための大事な「ものさし」を持つ。続きを読む
投稿日:2021.01.15
もさむらい
中身としては12冊の本について漫画と簡易な文章で解説した後に、読み解き方(考え方)を示すという形になっており、読みやすい一冊。 各本の内容を理解するのにはある程度適しており、気になるものをきちんと個…別に読みに行けば良いかなとは思えた。 ただ、NHKの制作出版なこともあってか、その読み解き方には偏った意見も入っている。 「マスメディアがきちんとチェックしているか確かめよう」と一文として記す本が、マスメディアの偏りを示してしまうあたり、底が浅いというか滑稽ではあった。 が、それ故に選んだ本は良書ばかりにも関わらず、独りよがりな解説に走る印象になる部分が生まれるのは正直不快だった。 公正な観点でなく、公平な観点からこういった解説はして欲しいものだ…(或いは主観ありと初めに記してくれ)と感じた。続きを読む
投稿日:2020.08.04
jimon6348
かなり面白い。 昔の名著って読んでても難しくて、全然わからないんだよなーって人にはオススメです。 100分de名著は、最近見るようになって 解釈の難しい名作、特に海外の名作は当時の背景や文化を知ってい…ないとなかなか頭に入ってこないが 100分de名著はそういった名著を名著として読める手助けがすごくお気に入りの番組です。 そのスタッフが手がけたということもあり非常に分かりやすいです。 各作品の一部をもしくはあらすじを数ページのマンガで表現し、名著のツボとして活字で解説されています。 この構成が非常に良く、マンガで興味を唆られた後にしっかり作品を解説してあるのでどうしても原作を読んでしまいたくなります。 本書で紹介されてる本は番組でも取り上げられているみたいなので、それを見てから原作を読もうかなと思います。続きを読む
投稿日:2020.05.23
uzbooklog
たまには変わった本を読んでみようかと思い注文した一冊。 100分de名著の番組の存在は知っていましたが、特に熱心に見ていたわけではなく。 本がよい、悪いというわけではなくて、単純に私とは合わなかったよ…うです。 こんなレビューでごめんなさい。続きを読む
投稿日:2020.04.28
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