【感想】なぜ人は生まれ、そして死ぬのか

大門正幸 / 宝島社
(1件のレビュー)

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  • jjm

    jjm

    ・パスカルの賭け。神の存在は現時点では証明できないが、その存在を信じて生きた方が、存在を信じないで生きるよりゆうりではないか、ということです。神の存在を信じ、その教えに従っていきた場合、死んでから本当に神が存在した場合、永遠の命を約束されますが、もし神が存在しなかったとしても、それで失うものはありません。一方、神の存在を信じないで生きた場合、死後、神が存在しなかった場合問題は生じませんが、もし神が存在したら、その教えに従って生きなかったことで不都合が生じるでしょう。

    生まれ変わりを取り入れた人生観についても言えます。
    死後の生命や生まれ変わりを信じて生きた場合、もしそれらが事実だったとしたら、死後に愛する故人と再会し、魂の成長を喜び合い、この世での学びについて見直し、またわくわくしながら次の人生に向けて出発することができます。もし死が終わりにすぎなかったとしても、その時に意識はなくなっているわけですから、困ることはありません。一方、唯物論を信じて生きた場合、死が終わりであれば問題ありませんが、もし死後の生命や生まれ変わりが存在したとすれば、準備不足にあわてふためいてしまうかもしれません。
    このように「パスカルの賭け」の精神から考えても、死後の生命や生まれ変わりを仮定した人生観が「お得」だと言えるでしょう。
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    投稿日:2017.07.14

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