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浅生鴨 / 講談社文庫 (10件のレビュー)
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まさき
ずっと気になってたけどなんとなく読んでなかった もっと早く読めばよかった 競技のこと、視覚障害のことがとても真摯に丁寧に描かれている かといって説明過多になるわけでもなく、物語としてのバランスもよくて…没入して楽しめた Twitter見てると忘れるけど、こういう誠実な文章を紡ぐ人だった続きを読む
投稿日:2022.10.18
はんな
視覚障害者がマラソンをするのは知っていましたが、視覚障害者スキーがあるのは初めて知りました。 目が不自由ななかで斜面を滑り降りていくなんて、運動神経と勇気に欠ける私からすると、ただただ驚くばかりです…。 「見えない人はみんなできるのか?」 「うーん、どうなのかな。見える人だってみんなが何でもできるわけじゃないでしょ。たぶん、それと同じ。人によると思う」 目から鱗でした。自分とは違う人々を十把一絡げにしてラベリングする傾向が私にはありますが、本当は人それぞれ違うということを思い起こさせてくれるセリフでした。続きを読む
投稿日:2022.03.12
ヤマバヤシタカシ@全身表現者
自国で開催されたパラリンピック以来、関心を持つようになった。伴走者も、アスリート。なるほど、この視点は無かった。お決まりのあらすじかと思っていたが、作品の持つスピード感が良かった。
投稿日:2022.03.04
teshigawara
このレビューはネタバレを含みます
「プレゼントねえ」真由子はテーブルの上で両手を組み、顎を乗せた。そのままじっと涼介を見つめる。「その子が欲しいものを知りたい?」 「ああ」 「涼介が選んだものでいいのよ」そう言ってふっと笑った。 「え?」 「本当に欲しいものなんて、自分でもわからないんだから」 「なんだよその答えは」俺に選べるのなら最初から真由子に相談などしない。 涼介は呆れたように首を振った。
投稿日:2021.07.23
豆助
パラスポーツで視覚障害者をガイドする伴走者の話し。 視覚に頼らない世界でスピードを作ることがどれほどの恐怖なのか。その恐怖心をねじ伏せて上を目指そうとする内田のエネルギーに、ただただ圧倒される。 私自…身競技アシスタントをしていたことがあるので、選手が思い通りに動いてくれないことへの苛立ちも、自分の都合で選手の機会を奪ってしまうことへの罪悪感もよくわかる。 そして月並みだけれど、なによりも信頼関係がなければ、選手の力を最大限に引き出せない。 一見、伴走者は選手を導いているように見えるけれど、その実、互いに背中を預け合っているのだと改めて思った。続きを読む
投稿日:2020.11.17
ありんこゆういち
元々あまりスポーツ興味が無いので、パラリンピックに興味が無いと言っても許されるとは思っています。だってオリンピックにだって興味無いのですから・・・。 しかし、この間読んだ車椅子テニスのプレイヤーと、車…椅子制作者の物語「パラスター」はとんでもない名作で、今年のベスト10の中に絶対入る作品でした。 にわかにパラスポーツに興味が出たので、視覚障碍者のマラソンを描いた本作を読みました。 伴走者という名称は初めて聞きましたが、ニュースで見た時に一緒に走っている人が居るなという認識はありました。 言われてみれば、一人で走るのは不可能なので誰かが誘導しなければいけないです。しかしパラアスリートに一般人が誘導しようと思ってもとてもついていけないですね。その為一流のアスリートが伴走者となる事が理想です。 でもそういった一流の人は自分自身が記録や優勝を目指している訳で、葛藤があるのは物凄く理解が出来ます。 この本は葛藤と伴走者となる喜びと絆を描いていて、とても感動出来るいい本でした。 後半はスキーのパラアスリートの話ですが、女子高生の視覚障碍者と元一流スキープレイヤーとのもじもじするような恋愛っぽい話なので、純粋にうきうきして読みました。 視覚障害緒者の晴がとても勝手気ままで可愛らしく、読んでいてこんな子だったら好きになっちゃうだろうなと思いました。続きを読む
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