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畠中恵 / 講談社文庫 (167件のレビュー)
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たなか
さすが畠中恵。とっても読みやすくてテンポ良く読めた。話も短く、そこもまた読みやすい。解説にもあったけれど、お菓子の語感など大変秀逸。おいしそうだなと思いながら読んでいた。登場人物全員をどんどん好きにな…ってしまった。続きを読む
投稿日:2024.01.21
planets13
軽妙洒脱。文も謎もあっさり目で、なおかつ難しい言い回しもなくて簡単に読める。表題作の「アイスクリン」は「危うし」の方がよかった気がする。
投稿日:2023.12.24
午後のカッパ
2008年刊。明治の20年代を中心に設定、普及始めの西洋菓子を軸に登場人物達が織り成す物語り。ちょっぴりミステリー風味を混ぜて、若者を中心に展開していく。明治っぽさを出す為に、カタカナ表記や文体の硬さ…が多用されて、面白く新鮮と言う面もあり、疲れている時には読みづらいなと思ったり。小編のタイトルに使われる菓子名と中身のリンクが楽しい。トータルでは楽しく読了させて頂きました。続きを読む
投稿日:2023.07.17
やんばる
維新後の洋菓子店を中心とした、当時の世情に翻弄される人達。お菓子中心の話しかと思いきや、明治の東京の風俗についても細かく表現されロマンを馳せることができました。 当時のスイーツはやはり今のように道具…機材、材料も豊富でなく苦労して作り、今ほど美味しくなかったのでは。と勝手に想像しつつも甘味料や添加物もなく素材だけの純粋なものであったろうと(素人意見) 明るい話だけでなく、歴史が物語る通りこれから戦争を予感させる暗い場面もあり避けられないテーマなんだと感じた。 続きを読む
投稿日:2023.04.29
Bookrium
明治時代の息吹を感じられる作品を探していて見つけた一冊。畠中さんなら間違いないと思って読みました。 確かに世の中が大きく変わる途中の様子は感じられましたが、登場人物の言動やエピソードがなんとなくこの時…代に馴染みきれておらず、上滑りしている印象を受けた。もう少し続けていくことによって落ち着いてくるのかな。続きを読む
投稿日:2022.10.15
nanae_411
明治維新という激動の時代で繰り広げられる若者たちのにぎやかな騒ぎと心温まる人間模様、珍しい西洋菓子に向けられる好奇心とが織り成す、華やかで可愛らしくも先が分からぬ不安定さをも描いている世界観の短編集だ…った。続きを読む
投稿日:2020.09.30
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