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林真理子 / 講談社文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
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ほぼ村上
京都の染織図案家で、着物界では右に出る人がいないほどのセンスと才能で次々と豪華絢爛な帯の図案を生み出し、とてつもない財を築いた初代若松華謡。その娘の語り口調(もちろんはんなり京都弁)で父をべた褒めし、…自分がどれほど父を愛し愛されたかを語っている。若松(小説では別名)は東條英機の秘書も務め、花柳界に遊び、2号3号の女とその子供も呼んで本妻と共に盛大なる正月祝いをするという。当時の財閥や金持ちは桁が違う。 すごいとは思うが話に盛り上がりがない。まぁそんな人もいたやろね、という感じ。それよりも最後に娘婿(当時の阪神の有名選手)が、若松の財産である百種類の能装束を、無断で1着30万という安値で売り払った時の気持ちを語った一節が印象に残る。スターであっても苦労した彼にとっては、贅沢三昧の異様な世界が許せなかったんでしょうね。続きを読む
投稿日:2024.03.05
ちゃ
昔のお嬢様、文化人を知るための歴史小説として読んだかんじ。どちらの感情に共感も感動もできなかった。 ただ、林真理子の描く女としての生き様は深いなぁ。女としての喜びよりも、この作品はプライドと強さと、頑…固さが続いたかんじ。続きを読む
投稿日:2021.05.05
saki1006
帯の図案作成者を父に持つ妻と夫がそれぞれ今までの人生を語る本。 妻、夫の心情は反発し合う点、似通わない点はあるが、個人的にどちらも否定し難いなと思った。妻の心情を読んだときは「なんて酷い夫なんだろう…」と思ったが、夫の行動や心情を読んだときは「夫の行動は褒められたものではないが、心情を読むとわからなくわないな」と思った。続きを読む
投稿日:2021.04.09
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