【感想】「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史

百田尚樹, 有本香 / 産経新聞出版
(26件のレビュー)

総合評価:

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  • テクノグリーン

    テクノグリーン

    百田尚樹、有本香著『「日本国紀」の副読本 : 学校が教えない日本史 (産経セレクト ; S-013)』(産経新聞出版)
    2018.12発行

    2023.11.13読了
     本書は、百田尚樹著『日本国紀』の執筆舞台裏を語るとともに、学校で教えられる「歴史」と『日本国紀』との違いを説明しようと試みたもので、百田氏と有本氏の対談形式になっている。
     あとがきの「どこの家にも家族の物語があるでしょう。『あなたのお祖父さんはこんな人で、こんなふうに生きた素晴らしい人だったんだよ』と語り継ぐような。日本人共通のそんな物語が必要だ。そう思って書いたのが『日本国紀』です」という言葉が印象に残った。
     百田氏は清濁飲み込んだ上で、それでも日本史の先端にいる我々日本人が自信を持つことができるような、そんな物語を書こうとして『日本国紀』を書いたのだということがよくわかった。
     それにしても、本書で紹介されている中学生の歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』(学び舎)は本当にひどい。韓国目線で書かれていて、日本人が書いたとはとても思えない内容だった。

    URL:https://id.ndl.go.jp/bib/029395024
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    投稿日:2023.11.13

  • minusion

    minusion

    主観的に捉えた「日本の」歴史という書き方が日本国紀の面白さなのだと思った。本書でも述べられているように、歴史に客観は存在せず必ず誰かの主観が入るもの。だからこそ、いろんな人のいろんな視点で歴史を記述することが大切なのだ。

    日本の歴史教科書が自虐史観を植え付けるものだとし、日本という国家を弱体化させる根本であるという意見は、弱者を助けることの大切さや戦争の愚かさなどを強く主張する人たちの反感をかっているように感じるが、
    理想は大事だけれど、自分の安全があった初めて他者に優しくなれることを考えると、まずは自衛をすることの大切さも忘れてはいけないと思った。
    その自衛の範囲が人それぞれ異なっているとは思うが、私は日本に住むからには日本という国なのだという感覚で、それを誰に強要できるわけでもないのかなとも思っている。
    だから、自分だけ。自分の家族だけ。自分の会社だけ。自分の地域だけ。地球全体。など人それぞれそ思い描く対象が異なるからぶつかっているんだろう。
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    投稿日:2023.01.18

  • tosshi-s

    tosshi-s

    「日本国紀」の著者である百田尚樹氏と編集者であるジャーナリストの有本香氏の対談本。
    「日本国紀」を書いた理由や執筆中のエピソードなどが知れる。「日本国紀」の隠しテーマ3つが紹介されている。
    ①平和ボケ ②経済 ③日韓関係とは何なのか
    この本を読んだ後に「日本国紀」を再読すると更に楽しめるだろう。
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    投稿日:2022.12.21

  • mysterymanbo

    mysterymanbo

    戦後から洗脳され続けている日本人、その象徴が「歴史教科書」です。いわゆる「自虐史観」と呼ばれるものですが、教員やマスコミもそれを後押ししています。
    マスコミはWGIPによって反米となり「敵の敵は味方」とばかり中ソ韓に魂を売り、教員は「子供を戦場に送るな」というお気軽ロジックで9条死守、まるで平和憲法があれば日本は侵略されないかのように主張する。ロシアのウクライナ侵攻をみても、強国の侵略の理由なんて適当にでっち上げれば何でもありの世界で、市民を虐殺して戦争犯罪と認定されながら国連は経済制裁以外は何もできない。要は自国は自らが守らなければどうしようもないわけで、他国が平和を希求しているという日本国憲法前文がユートピア思想に立脚していることは間違いない。
    「日本国紀」は、平和ボケした日本の現状から極端な自虐を排し、「日本人が日本人として誇りを持てる歴史」を目指している。少なくとも「過ちは過ちとして認め、良い点はきちんと評価する」という当たり前の内容なんだが。
    特に、本書の第4章「日本人は駄目だけどすごい」という視点は大事にしたい。また、第7章「ベストセラー作家の秘密」は「日本国紀」を書き上げるまでの内輪話だが、これが結構面白い。
    「日本国紀」は憲法9条死守の人たちにこそ、読んでほしいが、その前にまず本書の副読本で執筆意図を汲んで肩慣らししておくのも悪くはない。
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    投稿日:2022.04.02

  • ghostrider

    ghostrider

    日本国紀と合わせて読了

    教科書の影響力はすごい。そこに目を付ける外国の工作機関は鋭い。そこを守れないのは我が身かわいさか。

    自分を優先させることは自己保存だが,自分を後にすることは種の保存,民族の保存に繋がる。この理屈は全ての人間に当てはまる原理と思うが,個別の判断をするときに自己を優先してしまうのはどの時代どの国にもあったのだろう。だからこそ人道が考えられてきたのか。続きを読む

    投稿日:2020.04.18

  • なかん

    なかん

    教科書に書かれていない日本の歴史がある
    特に戦後の日本についてとても興味深いところがあった GHQによる占領、日本国憲法を未だに改正しない日本

    投稿日:2020.02.16

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