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エミール・シャズラン, ガエル・スパール, 中山亜弓 / ポット出版 (2件のレビュー)
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国立女性教育会館 女性教育情報センター
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11452251
投稿日:2021.08.17
minnie24
このレビューはネタバレを含みます
タイトルからも分かる通り、ゲイカップルの父親たちを持った娘のお話。 【以下全体要約】 女性のお母さんがおらず、学校で好奇の目を向けられ、いじめに遭うヴィオレット。しかし、ヴィオレットは両親であるパパもダディも大好きなので、もっと堂々としたいし、自分の家庭が普通ではないことに悩んでしまう。また、両親もヴィオレットに配慮して、3人で出かけることはせず、ヴィオレットと出かける際は、パパかダディどちらか1人が付き添うようにしている、しかし、ヴィオレットは本当は3人で出かけたいと思っている。 ある日、学校に行くと、ヴィオレットをいじめていた少女の父親が家を出て行ってしまったようで、泣いている。ヴィオレットは彼女を自身の家に誘い、一緒に遊んであげる。いろんな家族の形があるけど、どの家族も素晴らしい、というような結び。 LGBTQIA+に関する絵本があることを恥ずかしながら知らなかったのだが、たまたま図書館で目に入り、読了。 家族3人で外に出かけられない、という部分がとても悲しかった。彼らにとって、自分たちは他のみんなと変わらない、普通の家族なのに、普通に家族みんなで外に出ることすらままならないというのはどれほど辛いことなのか、私には想像もできない。 私にいつか子供ができたら、この絵本を読んであげようと思う。本人が性に対してどんな選択をするのか分からないが、幅広い考えに触れて、純粋な子に育って欲しいと思う。 今の時代はダイバーシティの時代と言われるように、多様な価値観に寛容な時代なので、このような絵本を学校で読み聞かせたりして、多くの子供達に、様々な形の家族があるということを、早いうちから知ってもらうようにすれば、少しは偏見が減るのではないかなぁ。今の子達はこんなに素敵な絵本がすぐに手に取れる時代に生きることができてとても幸せだなぁと感じた。
投稿日:2020.01.04
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