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浅田徹 / 淡交社 (2件のレビュー)
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総合評価:
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kalitan
このレビューはネタバレを含みます
にわかに思いついて初めて読んだ和歌の本。 和歌ってなんだろうという素朴な疑問が解消された。このまま教科書に載っていてもおかしくない、やさしくわかりやすい解説。和歌の種類や役割について時代を追って紹介している。 個人的には江戸前期の御伽草子に含まれる和歌の話が面白かった。絵本の浦島太郎や鉢かつぎ姫などの原型である御伽草子には和歌が多く含まれる。庶民の日常と高尚なイメージの和歌のミスマッチが笑えたという。 標語や教訓の伝達のためにも和歌の形式は昔から重宝されていたようで、現代の安全標語や社訓が五七五七七なのは歴史ある用法なのだった。
投稿日:2022.11.05
きぼりねこ
和歌といえば貴族の恋人同士のやり取りのイメージが強いけど、実はそれだけではないんです、いろんな用途があるんですよというのをわかりやすく丁寧に説明してくれる書籍だった。 今まで読んだ百人一首の解説本に…は書かれていなかった歌会や歌合、歌集の歴史と移り変わりなどもようやく理解でき、百人一首の前半と後半で随分歌の雰囲気というか取り組み方が違う訳も合点がいった。 また、この本にはいくつもの歌が載せられているが、その中で特に印象深かったものがある。 「飽かざりし 袖の中にや入りにけむ 我が魂のなき心ち(ここち)する」 陸奥 85ページ 女友達とたくさん話して別れた後に、友人の袖の中に私の魂が入って残っているみたいで名残惜しい、というような意味の歌で、自分も人と会った後その人の家や店に自分の一部を置いてきてしまったように感じていたので、1000年も前にも同じように感じていた人がいることに驚いた。続きを読む
投稿日:2022.08.05
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