新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
若竹七海 / 中公文庫 (87件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
MO-FU
葉村晶シリーズ一作目。 この作者さんは初挑戦なんですが、文体に何故かあまり馴染めず、読むのに少し時間がかかってしまった(後半は流石に慣れたけど) ハードボイルド調というか、良くも悪くも淡々と冷めた感じ…で個人的にあまり好みではないけど、葉村晶の雰囲気にはピッタリなので、違和感は感じなかった。 8つの話からなる短編集なのですが、その殆どが後味が悪い... 人の悪意や汚さをこれでもかと描写していて、なかなかシンドイところも... というか葉村晶の周りの人たちクズが多すぎる...そりゃあんな性格になるわ... 続きを読む
投稿日:2023.08.05
衣兎
葉村晶と小林警部補。 それぞれ事件に遭遇し、解決しているはずなのに読後に残るこの表現出来ないモヤモヤは何なのだろう。 個人的に読むと気分が落ち込むのが分かっているのにどうしても一年に数回読みたくなって…しまう、そんな不思議な物語。続きを読む
投稿日:2023.02.10
ベスパー
他の作家なら最後の謎解きをもっと長く書くと思うのだがさにあらず。スパッと終わる物語にもう少し読みたいと思わせられるのがまた魅力。
投稿日:2023.01.29
sachichiii
このレビューはネタバレを含みます
葉村晶と小林警部補の共演。トラブルまみれの晶とすべてに飄々と対する小林警部補は、どっちももやっとするのに面白くてやめられない。 晶、若かったなー。職を転々とし、事件に遭遇して、うっかり解決してまた居場所を変える。羨ましい。責任転嫁も、おかしな姉も、どうしてそんなに、って思うほどに不運、のようで本人は達観しているのか諦めているのか、やっぱり飄々と生きてる。小林警部補はコロンボのように、いつの間にか真相の目の前にいる。ちゃんと進んでるのだろうけど。ふたりがタッグを組んで解決する超長編が読んでみたい。
投稿日:2022.10.08
Bookrium
面白そうなシリーズの第1作ということで読んでみた。 小林警部補と葉村晶という投げやりな雰囲気のフリーターが交互に主人公となる短編集の体裁ですが、最後に2人が交わるもののその必然性は不明でした。 もう少…し読んでみて初めて納得するのだろうか。 小説として面白そうな雰囲気があるものの、まだ不完全燃焼の感も強く、どう評価してよいか判断できない。 うーん。。。続きを読む
投稿日:2022.08.29
fukayanegi
職を転々とする中で何故か事件を引き寄せる葉村晶と、娘の自転車が主な移動手段という一見ほがらかな風体の中に鋭さを隠し持つ小林警部補の連作短編集。 『ぼくのミステリな日常』を読んで宮部みゆき氏に似てるかなと思ったけれど、続けて読むとやはり違うかなという印象。 でも、くせのない真っ直ぐな文体は読み易くて、読むのが遅い自分でもさくさく読める。 序盤はそれぞれ独立した主人公達の物語だが、最終章で待ってましたとばかりに交錯する。 なんと言っても葉村パートが面白過ぎる。 20年以上前の作品にして、女性主人公で面の皮が厚過ぎる言動、怪しい状況・ありきたりの展開に対する冷めた皮肉交じりの一刀両断っぷり。 それでいて姉達との歪んだ確執を抱え込んでいたり、ふとした瞬間に見せる繊細さのギャップ。 事件の究明やフーダニット、ホワイダニットもさることながら、やはりこの人物の生き様を読むのが楽しい。 正直、小林パートなんて、なんかぼんやりしていて要らないんじゃあとも思ったけれど、最終的には緩急という意味でも、最後のまとめという意味でもあるべくしてあるものなのかなとも思った。 続編もこの2人で展開していくのだろうか。
投稿日:2022.08.14
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。