【感想】読解!「ドラえもん」講座

中川右介 / 文庫ぎんが堂
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • boutoumetous

    boutoumetous

     『萩尾望都と竹宮惠子』は楽しく読めた。本書も期待して読む。著者はデテールへのこだわりをお持ちで、本書もその長所が遺憾なく発揮されている。
     『ドラえもん』は、それぞれの小学生にとって、「小学一年生」4月号から「小学六年生」3月号まで6年間・72回にわたる長期連載である。/6年間の物語は、輪唱するように6本が同時進行している。
     『ドラえもん』はパラレルワールドだった!
     学年繰り上がり方式を採用した藤子・F・不二雄大全集で全貌が明らかになったこの指摘。こんなことをやり遂げたマンガ家は全世界で藤子・Fただ一人だろう。
     のび太の年齢の上限は「1970年1月当時の小学4年生」という指摘にも驚かされた。何と、私と同年齢。大好きな『モジャ公』はリアルタイムで読んでいたのだが、『ドラえもん』も同時期に描かれていたのだなぁ。生意気にもドラえもんの方は子ども向けマンガという気がしていた。
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    投稿日:2022.03.20

  • 枝乃

    枝乃

    各学年誌でいつ、何が、どのように連載されていたかがわかる「ドラえもん書誌学」は、ひとつの資料として役立ちそうです。著者の考察に関しては、漫才や落語のネタとしてなら楽しめるかもしれないと思いました。真面目に読めばいろいろ批判の余地はありますが、私個人は「主役はひみつ道具」と思っているひとりで、とりあえず道具の特徴が分かりやすければそれでよく、あとの設定はおまけ程度に考える立場で読んでいました。続きを読む

    投稿日:2020.09.18

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