【感想】地理が解き明かす地球の風景

松本穂高 / ベレ出版
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • なおぴ

    なおぴ

    松本穂高氏の著作。

    2冊目の読了。

    地理の教科書よりもわかりやすく、テーマに沿って知識が過不足なく記載されている。

    非常に面白く、サクサクと読んでしまった。

    語句を知らないと、調べる必要があるので、そこが少々難点だが、良い著作。続きを読む

    投稿日:2021.09.09

  • bukurose

    bukurose

    「歩いてわかった地球のなぜ?」の著者、松本穂高氏の本。「歩いて~」ではある地点にスポットを当て解析していたが、こちらは地球規模で、「山はなぜできる」「ヨーロッパの大平野のなぜ」「日本ばかりなぜ揺れる」など、地形、気候と生態系、風景の見方、に分け25項目を説明。切り口は地球規模。

    「歩いて分かった~」に比べるとちょっと文が多く縦書きのせいかちょっと読みづらい感じもする。が切り口が大きいのでそれはまた違った面白味がある。こちらの写真も全部松本氏が撮影。

    風景の中から自分だけの「なぜ」を見つけ、それを解き明かすストーリーを作る、という目で風景を見る、のが本書の大きな目標。


    2019.5.25初版 図書館
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    投稿日:2021.04.21

  • 金沢大学地球惑星科学コース

    金沢大学地球惑星科学コース

    みなさんは風景を見て、なぜ?と思うことはないでしょうか。例えば、なぜ山ができるのか、なぜ砂漠ができるのか。もっと身近なものでは、なぜ日本には田んぼが多いのか、なぜ梅雨があるのか、など。考えたらきりがありません。しかし、それらの疑問の回答はなかなかに見つけづらいです。なぜなら、山を見ていても山ができる理由は分からず、田んぼを見ていても日本に田んぼが多い理由は分からないからです。山には山ができるまでのストーリー、田んぼには田んぼができるまでのストーリーがそれぞれにあり、これが分からないと原因を突き止められません。では、どうすればこの疑問を解決できるのでしょうか。地理です。これらの風景の裏に隠されたストーリーを解読できる学問が地理学なのです。この本は、そんな地理学を駆使して風景にまつわる様々なストーリーを読み解いてくれます。風景の謎が徐々に紐解かれていく様は、まるでミステリー小説を読んでいるかのようで、ページをめくるたびにわくわくします。また、原因を説明した後に専門用語が登場するので、用語も自然と頭に入りやすいです。
    著者は地理を学ぶと旅先の風景が何倍も楽しめるようになると語っています。確かにその通りで、この本を読み、地理の知識をつけると、目の前の風景が奥深いものになります。今見ている風景がこれまでたくさんの経験をしてきた末の姿だとわかるからです。そして、風景が辿ってきた道のりがどんなものなのかを知りたくなります。ものごとに疑問を感じ、その答えを知りたくなる。この本は地理学を学ぶ原動力になります。 (地球惑星科学コース 4年)
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    投稿日:2020.07.20

  • nyankoteacher

    nyankoteacher

    地学の楽しさ、地球の自然を意識することは、今後の科学の担い手を育成するという点でも大事なこと。you tubeで気に入ったものばかり見てては、自然科学への興味は芽生えないと思う。

    投稿日:2019.12.08

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