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鳴海章 / 講談社文庫 (4件のレビュー)
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LUCKY
飛行教導隊出身の郷谷“チャンプ”2佐は、日本が独自に開発中の無人ステルス機「ATD-XⅡ」のデータ収集に協力していた。その頃、退職した郷谷の同期パイロットが操縦する小型機が尖閣諸島付近で謎の墜落事故を…起こす。 公安警察の世良はこの墜落に「閣下」と呼ばれる人物が関わっていると考え捜査をはじめる。 その後、尖閣に進出してくる中国人民解放軍の戦闘機が墜落事故を起こし、それにATD-XⅡに似た機体が関わっているとみられたため、それを操縦するための人工知能「Aico」の開発に関わっている郷谷2佐と接触する。続きを読む
投稿日:2023.12.04
nur1202
国産戦闘機開発に戦闘用人工知能をからめて、ちょっとした謀略を追加しましたって内容。 空戦シーンの良さは、この作者の特徴というか、初期の作品から一貫していますね。 模擬戦が多いこともあり、戦闘に絡んでく…る機体数が少なく、読んでいて想像しやすいところもあったかと思います。 戦闘機の話が大半の分量を占めていて、国際政治的なところが少なく、背景の話が短くまとまっているのも好印象。続きを読む
投稿日:2020.12.09
zikill
うーんドッグファイトのシーンが難しくて伝わって来なかった。でも影響されてしまったのか、読み終わった今日、「トップガン」のブルーレイを買ってしまいました。
投稿日:2020.06.21
秋待
筆者は本職ファイターパイロット?と思わせるほどの、リアルで詳細な描写と内輪ネタ(笑)が溢れ、自分が全く知らない世界を覗き見るような気持がして面白かったです。戦闘機の装備や操作の描写は専門的過ぎてなか…なかイメージがしにくかったのですが、門外漢目線で丁寧に説明やルビが入るので、さほど抵抗感なく読み進められます。 パイロットたちのカラッとした気性が快く、気の置けない仲間たちの間のやりとりは見ていて清々しいです。プロ意識が高い職人は、どんな職であれ、皆格好いいものですね。 メインテーマである人工知能については、そこまで深くは掘り下げられなかった印象ながら、この先の技術の進歩を考えると、遠くない未来に問題となってきそうだなぁと、ラストの一文どおり、寒気を覚えました。続きを読む
投稿日:2019.11.13
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