【感想】忌み地 弐 怪談社奇聞録

福澤徹三, 糸柳寿昭 / 講談社文庫
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 2.9
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ブクログレビュー

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  • riddele

    riddele

     現地取材にて蒐集した怪談実録の第二弾。

     コロナ禍に入ってからの時期の取材ということで、現地取材では苦労をしたのだろうことが窺えます。前作は土地や地域にまつわる話が多かった印象ですが、今作では土地や地域以外の不思議な出来事なども含めた怪談が収録されています。

     私はオーディブル視聴でこちらを読んでいますが、ナレーターの方の淡々とした語り口もあって、さらりと読むことができます。特別に怖がらせようとする演出をせず、取材をした編集部の二人と、現地でそれを語ってくれた方の会話を聞いているようで、何かをしながらでも聴きやすいです。
     特に興味深いのは沖縄の話。現代でも「ユタ」の方がごく当たり前に頼られる存在として身近にいるということも独特ですが、本州と離れているだけに少し質の違う話があったりする地域だと認識しています。また別の巻でも沖縄の話が聞けるといいなと思います。

     まだシリーズが続いているもののようなので、続刊を読むのが楽しみです。
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    投稿日:2024.04.04

  • ちよ

    ちよ

    コロナ禍真っ只中で書かれた二巻目。
    一巻のような取材調査による局所的怪談、芋づる式に見つかるご当地怪談は多くないが、やはりどれも独特な話ばかり。
    一話だけだが、福澤氏の実話怪談で何度か登場しているS霊園近隣の話もある。 S霊園はやはりそういうものが集まる「忌み地」のようだ。
    ただ、その忌み地というのはホラー映画やマンガのようにわかりやすいものではない。一巻二巻を読むと、何かがある・何かがおかしい・変なことが多発する・何かつながりのありそうな出来事があるという、極めてうすぼんやりしたもののようだ。
    自分ももしかしたら、そのうすぼんやりした磁場のなかに暮らしているのかも…と思ってしまう。
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    投稿日:2023.12.21

  • ちびむく

    ちびむく

    2巻目のもの少し話が軽いものが多く取材しづらい背景が色濃く出た1冊です。もし次の本が出るのならそちらに期待

    投稿日:2023.09.27

  • Chacha

    Chacha

    第2弾。

    コロナ禍で取材が制限され、制作も大変だったろうに。
    無印ほど食い入る話は無かったものの満足。

    投稿日:2023.08.04

  • るね

    るね

    このレビューはネタバレを含みます

    コロナ禍により取材の機会が激減した状況下での刊行。故に前作に比べ土地や家屋絡みというコンセプトがやや薄れ気味なのは致し方なし、か。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.03.31

  • チョロス

    チョロス

    Kindle Unlimited
    取材が基本と胸張ってるが、身分嘘ついて聞いて回ってるの無理になった。

    投稿日:2022.07.09

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