【感想】パスティス ──大人のアリスと三月兎のお茶会

中島京子 / ちくま文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
3
0
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • rikiPianoMan

    rikiPianoMan

    中島京子さん「パスティス」読了。 「先行作品の模倣・パロディ」 = 「パスティーシュ」を集めた短篇集。 宮本武蔵をゲイにしたり、傑作戯曲を坪内逍遥の翻訳にしてしまったり、やりたい放題。 自分のオリジナル作品では、表現し難いことを、出来てしまうのが、「パスティーシュ」の醍醐味であると感じました。 これは、音楽にも通じることで、私の「僕らのファンタジー」や「俺の孫」の狙いも同じだと再認識しました。 フランク・ザッパの「パスティーシュ」と言えるかもしれない、紫狂乱率いるBwanaは、2021年5月8日(土)に久し振りに名古屋大須ell.SIZEでライブを行います。 豆さんとアケさんの追悼でもあります。 お席も少し残っている様ですので、是非、お立ち寄りください。続きを読む

    投稿日:2021.03.21

  • 橘

    面白かったです。
    先行作品の模倣やパロディや珍解釈がごたまぜになった作品たち、、
    先行作品を知らなくても楽しめました。
    「夢一夜」「親指ひめ」は原作を知っていて好きだったもの。親指ひめ、うう…現実世界の厳しさをひしひしと感じました。
    宮沢賢治の幻想文学は時々?怖いのがあるな…と思っていたので「毒蛾」を読みたくなりました。
    「国際動物作家会議」も好きです。こんな会議楽しそう。
    「ゴドーを待たっしゃれ」…「ゴドーを待ちながら」の坪内逍遙訳…癖が強すぎて面白かったです。「あいヤ、ウラヂミル、おつむを使はっしゃい」
    続きを読む

    投稿日:2020.01.23

  • yuki

    yuki

    パスティス(パスティーシュ)短編集。
    古今東西多種多様のジャンルから、よくぞここまでという驚異的で破壊力のある発想力。
    森鴎外かよ、武蔵かよ、ホームズかよ、
    ひと作品ごとに酒の席で数人と読んで、好き勝手言い合いたい。続きを読む

    投稿日:2019.06.07

  • toca

    toca

    古今東西、様々な作品をモチーフにしたパスティーシュ短編集。
    元ネタを知っているかどうか、というのは読んでいる最中はさほど気になる要素ではなかった。巻末に解説もあるし。
    『割とそのまんまだな』と感じるものもあれば、『これがこうなるのか!』という驚きをもたらすものもあり、こういうアプローチは面白い。しかし著作権が生きている作品は、元ネタにしたくても色々な制約がありすぎるだろうなぁ……。続きを読む

    投稿日:2019.05.12

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。