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ローリー・フォスター, 岡本香 / MIRA文庫 (2件のレビュー)
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mylte
図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 大富豪である雇い主の指示で、オハイオの小さな町にやってきたマリー。ようやく目的地にたどり着いた瞬間、彼女はわが目を疑った。真夏の太陽の下にたく…ましい上半身をさらし、においたつような危険なフェロモンを発散している男性―彼が、これから24時間をともに過ごす仕事相手なの?お堅い見かけで女性らしさをひた隠し、慎み深く生きてきたマリーにとって、心をざわつかせる不埒な男は脅威でしかない。あくまで淡々と接するマリーだったが、彼はその本心を見抜いているかのように、挑発的なふるまいで翻弄してきて…。 好きな子ほどいじめるって小学生ですかw出会いが最低でも徐々に誤解を解いて惹かれていく過程でマリーのかたくなさの意味がみえてくるストーリー構成はさすがだなぁと思う。 今回も印象的なわんちゃんが登場。 虐待されていた犬を引き取るヒーローも良い感じだし。 このお金持ちの雇い主ももうちょっと色々みせてほしかったなぁ。 Driven to distraction by Lori Foster続きを読む
投稿日:2021.03.23
megumi33
このレビューはネタバレを含みます
楽しく読めました。 -ではあるのですが、何というかサスペンス・ミステリー要素がある恋愛小説にしては、今一つドキドキ感というか、時めきをあまり感じられなかったというのが正直な感想です。 ヒロインのマリーは母親が16歳のときに生まれ、若すぎた母は娼婦をしながらマリーを育てました。そんな暮らしが嫌で、十代で母親の元を飛び出し自立の道を拓いたという経緯があります。 トラウマを持った魅力的なヒロインが自らを女性であることを否定-隠すような野暮ったい服装に身を固めます。それは、自らを守る鎧でもあったと思います。 そんな彼女の前に仕事関係の相棒として現れたブローディは、男らしい魅力に溢れているだけでなく、人柄も剛胆で義侠心に富み、しかも虐待されている犬を見過ごしにできないという優しい心の持ち主でもあります。 この二人の主人公カップルを中心に、最初は悪役?かと思ったマリーの勤務先の上司サーマン・リターなど、多彩な脇役が生き生きと描かれ、しかも殆どの人物が心底は善良で優しいという物語りです。 最後まで気持ちよく読めたのは、やはり主人公カップルの好感度の高さゆえでしょう。 しかしながら、今一つ物足りなさを感じてしまったのは何故なのか。 むしろ序盤の方が緊迫感のあるシーン-コレクションのやりとりなど-が見られたように思います。 ☆三つか四つで迷いましたが、主役二人の好感度の高さで四つにしました。
投稿日:2019.09.11
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