女學生奇譚

川瀬七緒 / 徳間文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    「読めば死ぬ」の出だしに、三津田信三は「聴けば死ぬ」だったっけと思い、時代設定に京極夏彦を想う。しかし始まってみればどちらも違う。

    料理の腕前プロ級で、恐怖の感情を知らないフリーライター・八坂と、身長180センチの美人だけど、喋りも立ち居振る舞いもまるで男のカメラマン・篠宮。呪われた本を持ち込んだ依頼人・あやめとの会話が可笑しくて、オカルトな雰囲気にそぐわず笑ってしまう。

    すべてにおいて好みの小説だと中盤までは思っていました。本の紙、印刷についての蘊蓄も非常に楽しい。けれど、唐突すぎる人物の登場に違和感。それがなければ私にとって満点だったのに。

    八坂と篠宮のコンビはまた見たいので、あの人物の謎も明かすべくシリーズ化をお願いします。
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    投稿日:2021.04.26

  • 花嵐

    花嵐

    この作者の本は初読となる。最初、あらすじを読んだ時にはありきたり、とまではいかないが結構ありふれている導入部だったので、そこまで期待せずにミステリならいいや気分で読み始めた。そして読み終わって正直言うと、エンタメ小説としてはとても面白かった。まずキャラが良く、主人公やその相棒のカメラマンも最初は薄い人間性しか感じられなかったのが、読み進めるうちに段々と愛着を持てるようなキャラクターとなっている。本格ミステリを求めて読むと物足りないだろうが、ミステリ風のエンタメ小説としては上等の部類に入るだろう。続編があるのならば読みたいと思うぐらいには面白かった。続きを読む

    投稿日:2021.04.23

  • 瞳子

    瞳子

    帯の
    “ 警告「この本を読んではいけない。」 ”
    に惹かれてジャケ買いした本。

    また、タイトルや装丁から江戸川乱歩の香りがした事も購入の決め手となったのだけど、乱歩賞でデビューした作家さんと知り受賞作も気になった。

    「女學生奇譚」を読み進める部分は面白かった。
    警告はどこに繋がるのだろうと興奮したが、落ち所が弱く伏線もうまく回収できていないのはシリーズ刊行予定だからなのか?
    とにかく属性やトリックが多すぎて忙しない印象を受けた。最後の編集長とのくだりは要らなかったと思う。

    オカルティックな事件を追う冷静沈着フリーライター(料理好き)×長身豪快女子の男女バディもの、シンプルにそれだけでも充分面白いのだけど。読みやすい文章でキャラの会話も小気味良い。
    好きな部分も多かっただけに、読後にもやもやが残るのが残念です。
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    投稿日:2021.01.30

  • ことぶきジロー

    ことぶきジロー

    川瀬七緒『女學生奇譚』徳間文庫。

    久し振りに読む新刊文庫なのだが、驚く程つまらない作品だった。続編を期待させるだけで、電車に乗り遅れまいと駆け込んだような結末は歯切れが悪く、ストーリーにも起伏が少なく、読むのが苦痛になった。八坂と篠宮という魅力ある登場人物の造形を全て無駄にしており、非常に勿体ない。

    『この本を読んではいけない』という奇妙な警告文が挟み込まれた古書を巡るミステリー。フリーライターの八坂と篠宮は古書の謎に迫る……

    この作家は『法医昆虫学捜査官シリーズ』以外は全く駄目だな。

    本体価格740円
    ★★
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    投稿日:2019.07.08

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