【感想】出逢った頃の君でいて

内館牧子 / 講談社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • タロ

    タロ

    昔のドラマのノベライズです。
    いわゆる、不倫の話で、賛否はあると思いますが、当時は夢中でドラマを見ていました。
    ドラマでは、不倫をする娘の母役で、加賀まりこさんが出演されていて、中原中也さんの「春日狂想」の詩を引用するシーンがあり、心に残りました。

    ただ、ノベライズには、いろんな事情があるのか、登場せず、残念でした。

    その詩を、引用させてください。

    愛するものが死んだ時には、
    自殺しなけあなりません。
    愛するものが死んだ時には、
    それより他に、方法がない。
    けれどもそれでも、業(ごふ)(?)が深くて、
    なほもながらふことともなつたら、
    奉仕の気持に、なることなんです。
    奉仕の気持に、なることなんです。
    愛するものは、死んだのですから、
    たしかにそれは、死んだのですから、
    もはやどうにも、ならぬのですから、
    そのもののために、そのもののために、
    奉仕の気持に、ならなけあならない。
    奉仕の気持に、ならなけあならない。


    全部、言われた訳ではないのですが、当時、こんな詩があるんだ、って心に残って、時々、思い出します。
    続きを読む

    投稿日:2023.07.17

  • ミカンミカン

    ミカンミカン

    前作に続きいかにも下世話な話でしたが、なぜかこの作品はワタシを引き込むところがあります。展開が大きいからかな?
    ちょっとありえない、これまた下世話な事件が次から次へと目白押しで目が離せません。ってことは面白かったということか?
    続きを読む

    投稿日:2018.02.14

  • keikos123

    keikos123

    このレビューはネタバレを含みます

    人の世なんて一瞬。人の命なんて一瞬。
    そんな中で出逢った人を愛し、出逢った人に優しくし、出逢ったことを喜ぶのがきっとすてきな人生なんだと思う。
    本文より引用。
    主人公の周りの人、他人の狡さ、親心、が交錯する作品。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2016.08.14

  • 前太ハハ

    前太ハハ

    大昔のトレンディドラマの原作です。
    ちょっと話題になったので、どんなのだったっけ?と図書館で借りてみました。

    予想通り、というか予想以上に茶番でした(笑)
    昔はこんなストーリーにときめいていたんですかねぇ。続きを読む

    投稿日:2016.01.26

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