【感想】「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました

田房永子 / 大和書房
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
5
7
1
1
0

ブクログレビュー

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  • はかせ

    はかせ

    このレビューはネタバレを含みます

    自分の感情や思考回路の原因をとことん考えて追求して向き合っていてすごいと思った。自分自身が遭った被害を受け止めること大事。
    無意識のうちにジェンダーでかたにはめる発言を子どもにしてしまうのも気をつけようと思った。
    膜の話は本当にそうだなーと思った。
    最後の方のおちんちん談議は笑いながら読んだ…笑

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    投稿日:2024.03.23

  • りえぽん

    りえぽん

    タイトルがちょっと恥ずかしい……と思いながら、図書館でリクエスト予約。
    「毒親」関連の本で著者のことを知ったが、その後、彼女がジェンダーに関してもいろいろ考えていると知り、少しずつ著作を読んでいる。
    とにかく自分の思考ととことん向き合う人で、「なぜ私はいまこのように考えているんだろう?」ということを、逃げずに突き詰めようとする。
    私も「自分はどういう人間なのか」ということを、ぐるぐるぐるぐる考えて生きているので、似ているなぁと思う。
    息子さんに対する気持ちへの違和感から潜在的に男性を憎んでいると気づいたり、夫に対するモヤモヤで時に爆発してしまう自分を分析したり。
    自分で自分の感情的な行動に驚いて、すぐに「どうしてこんなことを思ったんだろう。(良くないとすれば)どうしたら、変われるんだろう」と、冷静に考えているところが興味深い。
    夫との離婚騒動?での自己分析は、一周回って読んでいるこちらがちょっと笑いを抑えきれなかった。
    読み終えての結論……タイトルは、やっぱりこれしかない。
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    投稿日:2023.10.16

  • lilymikkai

    lilymikkai

    田房さんが第二子として息子を授かった時に、自分の中にある男性に対する感情と向き合った本。
    これを読んで、私も父に対する気持ちを色々と発見することができた。
    うちの父はそのへんにエロ本とかエロビデオを置いておく人だったんだけど、私は本当にそれが嫌だった。性的なことと父とが結びついていることを知るのが嫌だった。でも私は父に私を見て欲しかったので、父が持っていたエロコンテンツに出てくるような女の人になろうとしていた。それは決して父に対して性的な感情があったわけではなく、そうしないと私には価値がないような気がしていた。成人してからのモラ男遍歴もそれじゃん!!と思ったらすごく腑に落ちた。
    本当はザ・草食男子みたいな見た目の人が好きなのは、父と正反対だからかもしれない。まあザ・草食男子の人を選んでもモラ男だったんだけど…。
    そして田房さんの旦那さんに対してもモラっぽいところがあるなと思うんだけど、ちゃんと向き合っていけるんだと衝撃だった。元夫はもっとヤバいモラだったから比べるのも違うかもしれないけど、私はこれまで生きてきて、男性に対等に扱われたことがないような気がしていて、私、対等に生きていくやり方を知らないかも。と、気づいた。
    自分の中に存在するアンビバレントな感情に気づくことができた本。
    でも「おちんちん部屋」は笑った。
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    投稿日:2023.06.14

  • もゆ。

    もゆ。

    性犯罪の被害にあったことはないし、交友関係の中でも遭ったという人を聞いたことはないのだけれども、社会的背景だったり現状の話が記載されていて今までに感じていた違和感と共感する部分があった。
    他にも自身の感じていた問題が作者の話と一致する部分があり改善策を学べた気がする。続きを読む

    投稿日:2023.05.26

  • ヴィーナス綾子

    ヴィーナス綾子


    著者の、丁寧に自分の心の動きをみつめて向き合っていく過程がスリリングで目が離せない。

    なにか不自然な、過剰な感情が湧くとき、その根底にあるのはなにか。
    過去の体験から生まれた、自分を守ろうとする心の働きに気づくこと。
    そしてその感情が生まれた理由を思い出し、癒すこと。

    男性への思い込みについて
    子どもとの関係について
    夫との関係について

    周りの人との関わりや、専門家のサポートのもと、
    著者が自分の心の奥底をのぞき込み、
    誠実に向き合って自分を癒やし、
    過去に振り回されない関係性で家族と付き合えるようになるまでの記録。

    その過程で著者が気づいたこと。

    ・親子関係:子どもと大人の関係は対等ではないから、大人は簡単に加害者になってしまう。夫婦関係がうまくいっていないとき、その皺寄せは一番弱いこどもに流れる。それを自覚し、子どもに押しつけるのではなく、原因であるパートナーと向き合うこと。

    ・男女関係:男性は本来、上に立って下にいる女性を助けてあげたい、優しくしたい。だから下に立たされると助けてあげられなくなる。男性と戦ったり攻めるのではなく、頼ったり感情を出すことで関係性がうまくいく。

    ・日本人のセックス観:女性を虐げる価値観のセックスコンテンツが溢れていて、その影響で女性を虐げる価値観を学んだ男性が多く、痴漢の蔓延など有形無形の女性への加害につながっているのではないか。

    ぜひこのスリリングな旅路を辿ってほしい。自分の傷や思い込みに気づき、癒やし、周りの人とより良い関係を気づくきっかけがそこにある。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.25

  • カオリン

    カオリン

    『母がしんどい』『キレる私をやめたい』などなど、田房さんの本をいろいろ読んできたけど、ずっと一本筋が通っていて、ぶれなくて、それでいて読むたび新しくて進化していてみんなにわかりやすくて、、すごい。すごく面白い。続きを読む

    投稿日:2021.09.03

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