【感想】新装版 ジャパン・プライド

江波戸哲夫 / 講談社文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • touxia

    touxia

    リーマンショック後の銀行の取り組みを描写。
    プライベートバンキングの高梨。
    ファイナンシャルプランナーの南野。
    の二人を軸にしながら、銀行員の幹部の悪戦苦闘を描く。
    頭取になるには、アメリカの金融関係の人脈がないと
    正確に状況はつかめないのかもしれない。

    みんな善良で、悪人はいない。
    クレーマー的な存在がいるが、小粒すぎる。
    悪役が、いないので、起伏の少ない物語。
    登場人物が、多すぎて、迷子になりながら読み終える。
    アメリカの金融工学を駆使した金融業ではなく、
    日本の風土にあった金融業のあり方を探ろうとしている。
    やっぱり、銀行員は好きになれない人種の集まりだね。
    その銀行員を擁護したい作品は、あまり楽しいものにはならない。
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    投稿日:2019.06.05

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