【感想】離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本

Joe / SBクリエイティブ
(24件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tanukitune1031

    tanukitune1031

     今まで生きてきた中で、なにかと不憫な役目や自分だけが損をするような人間関係が続いてきたので、次に何かあったときのための対策を用意しておく意味合いで読んでみた。

     本書の良いところは、攻撃を避けるために必要な行動をとる心構えと具体的な対策案が書かれているところである。ネットや本で対処法を検索しても、関わらないことが一番の対処法と述べられていることが多く、一度標的になったら、相手が飽きるまで攻撃は終わらないものだと思う人が多いはず。

     しかし、標的になった後の人まで見捨てないのが本書の特徴だ。というか、メインテーマである。

    心構え
    ・攻撃されるのは、弱いと思われるからである。
    ・実際に攻撃されるのは、私ではない。私が作り出した姿勢や態度に対する攻撃である。
    ・悪人の心を持つことで、行動に移しやすくなるし、私が意識的に特定の相手に作り出すものなので、実際に私が悪人になるわけではない。

    具体策
    ・相手にステータスを見せないようにして、得体のしれない恐怖を与える。とにかく、反応を、言葉を、接触する機会を減らすことが重要である。
    ・特に感情の起伏を見せずに、常に一定ラインを保っておくことで、相手の背景となることができる。例えば、歯を見せない程度の笑顔で接する、ゆったりと行動するなどである。

     危険人物を見極める意識を常に持って、あらかじめ標的にならないことが大事である。その上で、危険人物と相対したときには本書の行動を実践したい。
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    投稿日:2023.04.08

  • よんだ

    よんだ

    共依存やイネイブラーのように、DVや依存性の夫の妻にも問題があるという考え方は加害されている側の罪悪感を大きくし、ますます加害者が加害する根拠を強めることになりかねないが、本書の「現実的に離れられない相手に対して自分をどう守るか」に焦点が当てられている点は非常に画期的な視点だと感じた。
    ハラスメント対策として具体的な対処法が提案されており、これを上手く実践できるできないは別にしても、心構えを知っているだけで自分を守ることにつながると思う。
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    投稿日:2023.03.22

  • pa-yan

    pa-yan

    このレビューはネタバレを含みます

    Amazonで本を検索していた時に、
    関連?おすすめ?で出てきた一冊。

    日常で、相手の感情に影響を受けて、
    振り回されてしまうことがあったり、
    相手の顔色を窺ってしまうことが多くて、
    相手に対していつも警戒しているようなことがあり。
    職場のため、逃げるわけにも行かず。
    相手が完全に不調のときは、パワハラのような言動を受けたりしています。
    受け流し続けることもしんどく、何かヒントがあればと思い、手に取りました。

    ・相手が、あなたを「弱い」と見なしている
    ・相手が、あなたのことを「有害」と見なしている
    ・反撃が怖くない
    ・我慢ではなく無関心になること
    ・感情の起伏を限りなく平坦にすることで、相手の「こいつはコントロール可能」という認識を外す
    ・あなたには、あなたの目の前の人が望むペースで話す義務はない
    ・短く穏やかに言い切る

    攻撃してくる相手の気持ちを萎えさせる方法として、
    具体的な方法が書かれています。
    なるべく表情や言葉のトーンに気を付けて、必要以上に反応しない、媚びない、ということが大事。

    たまにこの作者の言い切り方や断定の言い方に、いらっとする文章がありました。苦笑
    でも、具体的な方法がとても参考になります。
    日常の中で使えるようなことが。

    朝倉未来選手も言っていましたが、
    動じない、怒らない、客観性は本当に大事。

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    投稿日:2022.06.04

  • りーぜんと

    りーぜんと

    DVモラハラ夫に対して、私が無意識のうちに取っていた行動も書かれていて、やっぱりそうか‼︎と共感できる箇所や、なるほど‼︎参考にしようと思う箇所や、いやあ、これはどうかな?と思う箇所があったり、様々でした。

    相手が中軽症な場合効果が期待できそうですが、重症な場合はそうもいかないかもしれません。

    とは言え、気持ちが少し楽になりました。

    ホトトギスの話、良かったです。
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    投稿日:2022.05.01

  • アボカド

    アボカド

    友人がモラハラ夫に耐えられない日々の中で少しでも自分が心穏やかに過ごすためにともがき苦しみながら読んだ本。
    本書に出合い、実践することで平和でいられる時間が増えたと聞き、興味が湧いたので読了。

    攻撃対象にしていた相手が徐々に感情の起伏がなくなり、口数が減ればやはり怖い。
    そして未知の部分が増えてなんだか怖い存在となると攻撃意欲もなくなるのだろうなと、様々な立場の状況に置き換えて考えてみた。

    夫婦関係だけに限らず、仕事上でのクレーム対応や同僚との人間関係で行き詰まった際にもかなり使えると思った。
    こんな考え方があったのかと目から鱗だったのでとても視野が広がった。


    【心に残ったフレーズ】


    弱い、有害だと思われているから攻撃される

    愛より平和
    エレガントな悪人に

    心の中で悪人に
    無関心になる
    相手は「吹き出物」
    起伏が浅い

    あえて寡黙な人になる(心の中では悪人)

    短く、穏やかに、言い切る
    わたしには「理解できなくてもいい」という権利がある
    理不尽なことを言われている時「黙る」というオプションがある
    断る時も「あー、できません」
    沈黙
    相手のリズムを崩す
    そろそろ切り上げたいトーン
    自分の影響力を感じたくて無視してくる
    謝る時は「申し訳ない」ではなく「無念である」
    情報を与えない
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    投稿日:2022.01.22

  • isoshow

    isoshow

    このレビューはネタバレを含みます

    以前攻撃型の上司にパワハラじみたことを受けていたが、その時自分は、言い訳や反論をせず耐えていた。次第に相手も疲れたのか、攻撃は止んだ。まさにその時の対応は合っていたのだ。しんどかったし、鬱になりかけたけど。何を考えてるかわからない雰囲気を醸し出せばいいわけだ。自分の人生優先、単独者で生きる。自分で仕事を作り、威圧的な雰囲気を見せる。ペコペコしない。これらのことを日々の仕事で役立てていきたい。そう思わせてくれる一冊だった。

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    投稿日:2021.12.11

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