【感想】盤上に散る

塩田武士 / 講談社文庫
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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5
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3
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ブクログレビュー

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  • ultraman719

    ultraman719

    うん!相変わらずの関西のボケ、ツッコミの会話!
    ほぼ最後の真剣師 林鋭生を探して何千里っていう彼に会うまでの捜索がメイン。
    亡くなったお母さんの手紙あった名前から探す女性、怖いおっちゃんに脅され探す元ヤンキー。
    至る所で、2人のボケ、ツッコミ。その他も個性ある関西の人ら。
    一応、続編やけど、別にそれほど、気にせずに読める。私は前のも読んだけど。
    「夢果つる街」(夢枕獏作)の時代みたいに生々とはしてないな…
    もう昭和が終わると厳しそう…
    真剣師も博奕やから、今の世の中厳しそう…

    更に三段リーグ編入試験というのができて、奨励会以外のアマチュアがプロになる道もある。
    こんな時代の真剣師は、ツライな〜

    ザ昭和って感じ!
    生々としたテンポの良い会話がええ!
    こんな関西人ばかりではないので、何か面白い話出来るとかは思わないこと!
    そのテンポで、星一つアップ!
    続きを読む

    投稿日:2022.11.08

  • rickun

    rickun

    続き物なので読みました。前作ほど将棋色はなく、盛り上がりに欠けました。人探しなので。
    前作ともども、不幸な境遇の書き方がきっとりあるなんでしょうね、元記者だけに。なかなか自分の周りにはいない方々なので、読んでいるだけでも辛くなります。続きを読む

    投稿日:2022.01.30

  • あるちゃん

    あるちゃん

    亡くなった母の遺品を整理していたら出されることのなかった手紙が発見された。相手は将棋の真剣師。母とのどんな関係があるのか?ツテをたどるうちに浮き彫りになる過去。人物描写とやりとりが面白かった。個性的で変な人ばっかり出てくるんだけど、「あ、こんな人いるいるー」と妙に共感できてしまうギリギリのラインでの描写笑。駒についての話もあり、高いものではン百万円もするものも...もはや芸術品ですね。一度そんな駒を拝んでみたいものです。続きを読む

    投稿日:2021.02.08

  • コノヒト

    コノヒト

    これまた行動力のある娘さんなのである。尋ね人の情報を得るために京阪神をあっちゃこっちゃするその原動力は何であるか。ご都合主義と言う勿かれ。運命に導かれていると読めば良い。『盤上のアルファ』とのリンクを楽しむ。続きを読む

    投稿日:2020.12.18

  • キョウヘイ

    キョウヘイ

    面白い。ただの続編じゃないのが憎いぜ塩田武士。テンポ良い展開と読んでて気持ち良い会話のやり取りが良かった。この人探しの様子は罪の声で更に磨きがかかったわけだ。ラストも良かったな。ちゃんと全部喋りきって終わりにするところがこの作家の良いところ。真剣師のおっさんの純愛かっこよかった。内容もさる事ながら、ちゃんと盤上のアルファの登場人物のその後がわかるのもとても良い。真田はプロになれたんだなあそれが知れただけでも読んでよかった。続きを読む

    投稿日:2020.12.01

  • mp_qm

    mp_qm


    知らずに読んでましたが、続きものでした(笑)
    真剣師の物語かと思いきや、将棋に纏わるストーリーはほぼなく、コテコテの関西人がたくさん出てきます(笑)
    駒士の父が脳梗塞に、親子は離ればなれになり、自分の居場所を求め、真剣の世界に。何の希望もなく、ただただ生きていた彼に、転機が。
    大阪万博を控えた関西、何もかもが大きく変わるなか変わらないものが。
    世代を越えて繋がる縁に未来を感じます♪
    続きを読む

    投稿日:2020.08.30

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