【感想】新任目付 本丸 目付部屋6

藤木桂 / 二見時代小説文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • advicekiyomidosu

    advicekiyomidosu

    目付の一人清川の奈良奉行への昇進により、欠員を補充することに。普通はあまりないことなのだが、奥右筆の牧原佐久三郎に決まる。

    今回はこの新人牧原にまつわる話が多い。

    坊主方と徒歩組とのいざこざ。
    頭の大火傷。
    船頭から託されるのは秘密文書。
    そして牧原が罠をかけられ捕縛される。
    目付衆は上様の進言で本来なら担当できないのだが、マ無実を証明するため大捜索を。

    黒白だけではない人の心の難しさ。
    今回も唸るほどの良いお話が!
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    投稿日:2021.10.03

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    5話からなる 本丸目付部屋の6巻目である。

    5巻あ、清川理之進政義が、目付から奈良奉行へと転任したので、新しく入って来た新人は、奥右筆組頭の牧原佐久三郎である。

    選出するのにも手順や人物評価などそして、禄高についても・・・
    はじめは、第1話の「貼り紙」をなにげなく読み進んでいたのだが、『湯呑み所』の所の貼り紙に、お直参の他・・・と、書かれて文章で、直参という地位の線引きを徳川家 直々の家臣を指すのか?と、悩むところから、事件の発端が、始まる。
    そして、小説の中の人物なのに、好感を抱いている妹尾十左衛門が、番士をかばって、茶釜の沸き立った湯を浴び大やけど・・・・どうなる。
    やけどは、酷い有様・・・・
    そして、湯呑み所で、争った者たちの処置は、・・・
    と、ヒヤヒヤしながらよみ進んだ。
    しかし、十左衛門の回復と、そして、見舞いに来ていた、徒頭率いる番士7人と岩本悦賢率いる表坊主8人に説教(訓示)を・・・・
    やはり、好感を持つ次第である。

    最後まで、すいすいと読めて仕舞うのだが、新目付の牧原の危機にどうする目付たちは?と、思いながら、武士の中の僻み妬みなど、信じていた人に裏切られることは、悲しいものである。
    未だ牧原は、浅沼の打ち首を気にしているけど、これからの目付の仕事に、期待しよう!
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    投稿日:2021.04.15

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