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橋下徹, 木村草太 / 徳間書店 (12件のレビュー)
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rururu
面白かったけど、結構難しい。自分の勉強が足りない。 橋下徹は責任と権力をセットに考えていることを終始一貫して主張していた、と思う。 木村草太は、内心は色々思うこともあるけど、学者として法理論に忠実であ…ろうという感じ? 意見対立や共通点も沢山あって、良い議論本だったように思う。続きを読む
投稿日:2022.09.05
rafmon
無秩序という悪を是正するため、主権国家権力を頑張って打ち立てた。今度はその国家を縛るために憲法が必要になった。この順番が大事。 対談形式だが、お互い忖度なく、反対意見についても論点が分かりやすい。解…釈論、実務面での実際性、実効性について、政治の現場を経験している橋下徹の論拠は明確である。 しかし、日本語の解釈を巡った議論は憲法に限らず至る所で存在するが、その調整コストは計り知れない。言葉のニュアンスの違いがどこまで社会に変化を齎らすか。自衛隊を国防軍に表記変更した場合の社会変化のシミュレーションなど、別の観点に興味が向いた。認知社会における言葉の重要性、神話の大切さ、という所だろうか。続きを読む
投稿日:2022.06.01
えりりん
ロザンの楽屋で、宇治原さんがおすすめしてたので。 めっちゃおもしろい。 ①憲法は極めて実務的で、国家権力をどう動かすのかを定めるものです。p35 ⭐︎だから、家族は仲良くしなければならない、みたいな…どうでもいいことは書いてはいけない。そういうことを書くと、家族が仲良く協力していないため、公的な補助は受けられません、のようなことが起こる。これがとてもわかりやすかった。 そこからの2人の深堀りもまた面白い。 そもそも憲法は、国が守る義務。国民に押し付けるものではない。納税の義務とか教わっているから、どうしてもそういうものだという思いがありがちだけれど、そうではないらしい。 ②ですから立憲というのは、絶対的に正しいものに常に行き着くことを保証するものではない。しかし立憲というものによって正しいものに行き着いたと「みなしていく」しかないんじやないかな。p99 ⭐︎ルールに照らし合わせて、今のやり方が本当に正しいか考えるって視点、個人でも大切にしたいね。慣例だから、ってとき、よくあったりする。続きを読む
投稿日:2022.01.30
Haru&Shu
立憲とは何か、国家権力の適切な行使を実現するための憲法の重要性や手続き論の意義、9条の論点等、恥ずかしながら今まで余り理解が及んでなかった憲法の基礎知識に触れられたように思う。施政者として現実の問題に…真剣勝負で取り組んできた橋本氏の熱量、憲法学者として丁寧な分析と思考を重ねてきた木村氏のロジック。お互いの相違点を明らかにしながら、それぞれの主張を熱く説きつつ、そこから気づきを得る姿勢には、議論のお手本として学ぶことが多かった。より憲法を身近な問題と考えられるようになったのも良かった。続きを読む
投稿日:2021.09.20
Dohyaan
考えを述べ合うとはこういうことなのか、と納得。そして、憲法とは、かくも解釈の方法やそれを基に行動をおこすことに幅がでてくるものなのか、と驚愕。
投稿日:2020.01.06
zhize
対立する意見を持っていても、相手の意見を聴いた上でその対論を述べることの重要さと、面白さを改めて教えてくれる一冊。 橋下徹は、やろうとすることに賛否はあるだろうけど、やり方は基本的にフェアであろうと…する。 木村草太は軸足を現行憲法に置くことを前提としているけど、「現行憲法をただ変えなければ良い」という姿勢ではない。 こういう議論を、積み重ねて行けば良いと思う。 同じ意見の人ばかり集めたり、互いの意見は関係なしに自分の意見だけを言いっぱなしの討論番組や報道番組より、結論は出なくたって良いから、ちゃんとした議論を見せてくれないと、僕みたいな奴には、政策や法律の是非なんて、判断できないんだからさ。続きを読む
投稿日:2019.10.05
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