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岡本裕一朗 / SB新書 (21件のレビュー)
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たけひと #21
個人的な読書メモです 哲学の思考実験はこれまでの常識を考え直すきっかけになった 「決断」とは高度な思考である 「フレーム問題」 人間が決断出来るのは人間が有限な処理能力しかもっていないから。あらかじ…め情報のフレーム(枠)を限定している 実際には無限の情報があるので決断が出来なくなる 芸術の評価は客観的にはありえない、それは個人的な好みや趣味判断の表現以上のものではない。芸術の評価とは純粋に主観的なことがらである 芸術には「権力価値」と「市場価値」がある 学校の語源は古代ギリシャ語の「スコレー」にあると言われ、その意味は「暇」である 「主人と奴隷」のパラドックス 人工知能と宗教 一人ひとりの生き方に合わせた「カスタマイズ化された神」が作られる 人間主義(ヒューマニズム)が終わりを迎えている続きを読む
投稿日:2024.02.11
たつき
タイトルがまず面白い。 自動運転など、問題がまだまだある。そう感じさせられた。 AIはもうすでに知能を持っている。そう思う。
投稿日:2022.01.22
ezamax
思考実験と過去の哲学者の考えを通して、AIの知性について、理解を深められました。 AIがどういう理屈で、どう考えてもを知る上で役に立ったのはもちろん、人間との対比も面白かったです。 哲学を学ぶ意欲を高…めてくれる一冊でもありました。続きを読む
投稿日:2021.07.15
Kousei
人工知能と哲学、なんてワクワクするタイトルだろう。読まなくても自分の中に妄想が膨らんでいくのがわかる、危険なフレーズである。人間とはなんなのかを悩み続ける主体が気付けば自分も人工知能だったなど星新一が…何十作も書いてそうなありきたりな妄想に勤しみながら読むことを決意した。 大学で哲学を教えているという筆者が人工知能と哲学(ここでいう哲学は主に倫理面だ)について様々な面からあり方を考えるものだ。全ての章が巧妙に純粋な希哲学者の私の興味をせっせと引いてくる。万有引力を実感した。その中でも特に面白かったトピックは1章の「AIvs正義」や3章の「AIvs芸術家」や5章の「AIvs労働者」などである。どうだろう、これが面白そうに見える人とはとても気が合うと思う。 本文はトピックに関連して過去に議論された思考実験や筆者の創造などが混ざり合って面白いものになっている。どこまで内容が有効なのかはわからないが、読みながら自分の妄想に取り込む材料としてはもってこいな内容だと思う。内容について細かく話したいがいかんせn興味深い内容なので本分量にも負けないほどの文量で書いてしまいそうなので遠慮しておく。 1番印象的だったのは「人間主義の終わり」というフレーズだ。確かに人権や倫理観について人工知能にも当てはめると人間の範囲がどんどん広がると感じた。ただ変に拗らせてハルマゲドン信仰などに入れ込まないように注意したい。我々人類にとって最も大切にするのはなんなのか、全ての思考を人工知能に任せる世界になる前にもう一度考えるべきではないだろうか。続きを読む
投稿日:2021.05.03
夜田わけい
なるほど、人工知能が普及して失業率が75%になっても、そこまで働く必要のない社会が実現していればそんなに深刻な問題には確かにならないな。様々な論点、問いを提示するタイプの面白い本。
投稿日:2021.05.02
kemtarou
哲学から科学へ分化したが、また哲学へ回帰した。そんな印象を本書から受ける。 人工知能に様々なテーマをぶつけ、思考実験と名付けた具体的な問いの中で、読者に問題の本質を問いかける。人間本位な考えでは行き詰…まる。これから科学が進むべき針路について、簡単に答えられない、重大な示唆が随所に見られる。技術者たる者は一読すべし、と感じた。続きを読む
投稿日:2020.12.29
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