【感想】誰も書かなかった 武豊 決断

島田明宏 / 徳間文庫
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ブクログレビュー

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  • ニセ人事課長

    ニセ人事課長

    土曜日の朝の散歩では前の晩のラジオNIKKEIの番組をラジコのタイムフリーで聴きながら歩く。
    この本は「鈴木淑子の地球は競馬でまわってる」に、作者がゲストで出てたことで文庫化を知り購入。

    武豊が初勝利を挙げた時、KBS京都のアナウンサーは『歴史の始まりになる』といった趣旨の実況をし、「いくら武邦彦の息子でも、それは言い過ぎやろ」と思った記憶があるが、その後の彼の歩みはそのアナウンサーの言葉さえ遥かに超えた。
    この本を読んでいる最中、スマートレイアーを導き京都大賞典を勝ったが、同一重賞9勝目、そしてJRAのGⅡ通算100勝目という記録づくめの勝利になった。
    勝利騎手インタビューで丁寧に語られる一つひとつの何気ない言葉にさえ、今や胸が熱くなる。

    この30数年間、日本の競馬は武豊とともにあった。競馬界(だけではないが)にとって特別な存在である武豊を近くで見てきた作者が語るこれまでの軌跡。
    淡々とその年ごとのトピックが語られていく内容は些か薄味で、近藤利一との確執や社台グループとの関係など取り上げはしても核心に触れることもないが、元よりこれだけの頁で語れる筈もない。

    私は特別に武豊のファンというわけでもなく、寧ろ彼が乗れば過剰に人気になるので遠ざけた方だが、デビューの日から絶頂期、毎日杯の落馬事故を端緒とするスランプを経て、今やリーディング争いなどは超越したかのように乗り続ける最近の騎乗振りを見るにつけ、還暦まで乗る、第100回ダービーに乗る彼の姿を見てみたいと心から思う。
    そこまで私も元気で生きていこう。
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    投稿日:2017.10.10

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