「ポスト真実」時代のネットニュースの読み方

松林薫 / 晶文社
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 蚊焼

    蚊焼

    2020年6月読了。かつての新聞は、今でいう週刊誌的な「モザイク的」面白さがあり、アナーキーさがあった。かつては警察署の記者クラブでは賭け麻雀なんかもやっていた…。それを考えると、今般の自粛期間中のテンピン賭け麻雀問題は、まだまだ古き良き時代の面影が残っていたのだと思うとほのぼのする。だがこんなことを言うと、「古き良きなんて嘘だ」とか「高度経済産業時代は悪だ」なんていう"おりこうさんな意見"が飛んでくるのだろう(30代の自分もそう思う)。コンプライアンスも厳しくなり、新聞はおとなしくなった。社論のブレや矛盾を生まないために主義主張も一貫した記事ばかりとなてしまい、言論の多様性も無くなってしまった。それを補ってくれるのがネットであり、有ること無いこと何でも書いてあって、面白い。しかし最近、「ポスト真実」の問題が一挙に噴出し、著者が3年前に「近い未来」と想定していたネットに対する規制が、2020年にはすでに手が付けられることとなった。「ポスト真実」の時代は、本書からすでに次のステップに入りつつある。今の立ち位置を知るには本書が適する。続きを読む

    投稿日:2020.06.07

  • haru2012

    haru2012

    双方向のネット時代、ジャーナリズムにおいては受け手側にも責任とスキルが求められるようになった。様々なメディアを生態系ととらえ、各ビジネスモデルを意識して、複数の情報源にあたれ。

    ピンポイントでセンセーショナルにではなく、時間的・メディア的に幅広く評価し、過去から今・未来を語る。ニュースに求めるものが、真実や情報ではなく娯楽というケースもあるという指摘に納得。続きを読む

    投稿日:2018.10.13

  • min2fly

    min2fly

    ・これはちゃんと「フェイクニュース」を「フェイクニュース」と呼んでいる系の本
     ・Pewの、米国人が接するニュースの4割以上はFacebook経由、という話題は引用して紹介していくか@授業

    ・3章はまあ、せやな、って感じの内容ではある
     ・そりゃこういう本を読む人には響くだろうが、まさに「紙」にしかなってないこの本を手に取らない大半の人には届かねえやな

    ・5章・・・元は胡散臭く行儀の悪いメディアであった新聞が行儀のいいメディアになっていったことと対比しつつ、ネットニュースも健全化していく方向に進むだろうとの見立て
     ・そうきれいに行くかねえ・・・すでに規制とか大いにあるはずのSPAMが現在の惨状であるし、確実に違法であるはずのフィッシングとかも消えないわけでなあ・・・
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    投稿日:2017.07.10

  • koke0824

    koke0824

    このレビューはネタバレを含みます

    情報が双方向に流れる時代を迎え、気軽にSNSを利用している方々に、お勧めです。SNSやブログは伝言ゲーム的。まさにその通り。

    私自身は、職業柄、「裏を取る」なんてことは当たり前ですし、何重にも編集・校正チェックを経て世に出てくる情報とそうでない情報の違いは重々承知しているつもりです。

    けれども、プライベートでお付き合いのある知人・友人のSNSや「ネットで読んだ」などという話には、「おいおい、大丈夫か?」と思うことが山ほどあります。

    情報を利用する者たち全員で、情報リテラシーを向上させないと、いつまでもネット犯罪は減らないと思います。

    新聞記者としてのご経歴から、なかなか読者側には分からない書き手側の事情をご紹介してくださり、今後、新聞を読む際の参考になる部分が多々ありました。

    「自分の頭で考える」

    同感です。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.06.21

  • Piichan

    Piichan

    既存メディアへの反発は、既存メディアの独占性(東京や県庁所在地への一極集中、記者クラブ制度、大卒者ばかり採用、クロスオーナーシップ)の大きさから来ていて、ネットメディアは独占性のないメディアとして期待が大きかったのだと思います。

    しかしネットメディアが信頼性の低さでネットユーザーの期待を裏切ったいま、既存メディアは独占性を改めて読者・視聴者に寄りそう姿勢が求められているのではないでしょうか。
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    投稿日:2017.05.06

  • masahiro884

    masahiro884

    ‪新聞やテレビを超えて最大のニュース接触点になりつつあるインターネット。読者はそれにどう向き合えばいいのか?新聞記者の経験から丁寧に書かれていて非常に勉強になった。メディアリテラシーが生きる力に直結する時代が来ている。やはり最後は「自分の頭で考える」という基本が大切なのだと感じた。‬続きを読む

    投稿日:2017.04.29

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