【感想】超一流ヘッドハンターが教える! 30代からの「異業種」転職 成功の極意

武元康明 / 河出書房新社
(3件のレビュー)

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  • torepan07

    torepan07

    超一流ヘッドハンターが教える! 30代からの「異業種」転職 成功の極意
    2018/8/24 著:武元康明

    就業60年時代になると、実際に転職をする・しないにかかわらず、会社を超えた「外部からも評価される人材」になっておく必要がある。そのための備えはできれば20代からしておきたい。それは内部労働市場、外部労働市場のどちらにも共通していえることである。

    本書は、ヘッドハンターとして21年間活躍し続けている著者の経験をもとに、これからの転職時代を生き抜くとっておきのノウハウを以下の7章により紹介されている。
    ①なぜいま30代からの異業種転職なのか
    ②「異業種」転職に成功する人・失敗する人
    ③「会社の枠を超えて評価される人」とは
    ④転職を成功に導く武元メソッド 自己OS編
    ⑤転職を成功に導く武元メソッド 企業OS編
    ⑥評価される人=転職勝者になるには
    ⑦グローバル化の中での日本型ビジネスの再評価

    本書は異業種転職のスムーズなやり方が紹介されているわけではない。転職が当たり前でなくなった現在は、異業種転職出来る人材になるということは属している企業でも活躍できるしその土台があれば、個人としても働きやすさを得ることにつながる。

    転職を煽るのではなく、個人の広がりと成長を促している一冊となっている。

    もちろん私も転職しようと思い本書を手に取ったわけではなく、成長の方向性や求められる能力や人物像の移り変わりを学びたく読み進めている。ものすごいスピードでそれは変わり、視点を変えればまた求められるそれも大きく変わる。

    柔軟に合わせることと本質はしっかりと持ちながらバランスよくその点に向き合っていきたい。本書一冊でそれが明確になることはないものの、経験が惜しみなく披露された一冊である本書からは本質の一部を学ぶことが出来た。
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    投稿日:2019.03.10

  • つきとね☆彡.。

    つきとね☆彡.。

    ベッドハンターの方の本で、基本優秀な方が転職モデルとして出てくる。私のような平社員だとあまり共感が得られないかも。
    内容的には役立つこともあり、なかなか楽しめた。
    自己のos(心)と企業のosがミスマッチすると、転職は失敗する。自分の能力の棚卸しが重要。
    30代からの転職で必要なことは時代の壁を超えていく人材になること。相手の立場になって物を考えること。
    人材をドラえもんのキャラクターに例えて紹介しており、イメージが掴みやすかった。
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    投稿日:2019.02.05

  • zizochanx

    zizochanx

    転職で成功するために重要なことは何か。
    それは、個人の価値観と会社の価値観を合わせることである。

    世の中には無数の会社があり、そして無数の経営理念がある。
    例え同じことをやったとしても、会社によって評価は大きく変わってくる。

    つまり評価されるような仕事がしたければ、自分の価値観と合った会社を探すことが大切なのである。


    それでは、いざ転職するために、企業から「欲しい」と言われるような人材になるためには何が必要か。

    それは、一言で言えば「良識のある人」になることである。

    ・自分より他人を優先する
    ・前職の立場に固執しない
    ・最後まで責任を取る
    ・礼儀を大切にする

    こういった、人としての大切な部分がしっかりしている人は、どんな職場に行っても評価されるだろう。


    企業が人を評価する時、その人の「技」、つまりスキルや能力で評価してしまいがちだ。
    しかし本当に大事なのは、その下に拡がる「心」の領域である。

    技の必要性は時代によって変わりやすい。
    しかし心、つまり人間性の大切さは変わりやすい。

    立派な土台を持つ人なら、どんな環境に行っても評価される仕事ができるはずだ。


    本書は、ヘッドハンターとして活躍する著者による、転職の指南本である。
    するかどうかはさておき、転職に興味があるため読んでみた。

    ・自分と会社の価値観が合うことが大事
    ・スキルよりも人間性が大事

    言っているのは、当たり前といえば当たり前のことである。
    だが、それだけ大事なことなのだろう。

    それなりにためになった。


    なお本書のラストには、とても良い文章が載っていた。
    それは「理不尽に耐えることの大切さ」である。

    『社会人には忍耐力が必要である。
     社会に出たら、自分の好きなことだけをやっていけることはまず無い。
     どんな仕事であれ、ある程度の年数は修行期間と割り切って、理不尽に耐える経験をしてみよう。
     言い換えるなら、自分の嫌なこと、やりたくない仕事にもチャレンジしてみよう』

    いかがだろうか。
    ともすれば時代に逆行していると言われそうな内容だが、良いことを言っていると思った。

    はじめから「嫌だ」と顔を背けるのではなく、まずやってみること、飛び込んでみること。
    これは、人を成長させるのに最も大切なことだと思う。
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    投稿日:2018.11.25

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