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日影丈吉 / 徳間文庫 (4件のレビュー)
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pukuchans
何なん?みたいなストーリーです。 ステーキに毒をふりかけて自殺しようとした守男から始まるドダバタミステリー。 こういうのも楽しくていいですね。 ドロドロしたものもなくて、1人調子ハズレな真規もいい味出…してました。 ずいぶん前のものですが、面白かった。続きを読む
投稿日:2023.12.09
ao-neko
あらすじだけで「なんだこれは」と思ってしまう奇想天外・奇抜なミステリ。 序盤の展開だけでもうありえないほどすさまじく、そして馬鹿馬鹿しいです。仮にこの事件の様相だけ見せられてもこの真相を推理するなんて…ことは無理でしょう。ていうか、そんなんだったら本投げる(笑)。でも読者には事件のいきさつが分かってるから、右往左往する関係者や警察の動きも楽しみながら読めるのですね。 ところが、さらに事件が起こったり。奇妙な「真赤な子犬」の謎も明かされて来たり。そしてついに、真相を知っていると思い込んでいた読者すら、案外と真相に気づいていなかったのだと気づかされたり。スラップスティックでさくさく読めるのだけれど、思ったほどミステリとしては簡単じゃなかった!続きを読む
投稿日:2019.03.31
bond
このレビューはネタバレを含みます
まあまあ。解説氏にしては珍しくネタバレの箇所が。第2の殺人の真相は「なんじゃこりゃ」な内容で興醒めした。
投稿日:2019.01.13
Pukasan
世をはかなんで毒入りステーキを食べて自殺しようとする若社長はじめとして、随所に散りばめられた作者の本格モノ的ユーモアと、雪の別荘での足跡に細工された形跡のある殺人事件など不可能犯罪の風味も含まれてて(…作中に、セイヤーズとカーが扱われてるあたり、この作品の趣味の方向性が分かるかと…)、テンポ良く話が展開して、グイグイと引かれながらもさらっと読ませる作品でした。 読者の視点では、ある程度事件の経緯は冒頭から見えてはいるのですがその中では解明されない謎をチラつかせ、刑事は社会派のように堅実に捜査を行い、事件現場に居合わせた政治家秘書の悪戦苦闘ぶりを倒叙的に楽しみつつ…と一粒で複数のテイストを楽しんだ印象の一冊。 とても丁寧に建物の構造なんかを描写してくれてるんですが(そこに「本格モノの退屈な部分」、なんて章タイトルを付ける辺りもユーモアですね)、ここまで書いてくれるならば、あわせて見取り図が欲しい…とは思いましたw続きを読む
投稿日:2018.08.22
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